平成27年度事业计画.PDF

平成２７年度 事業計画 Ⅰ．基本事業 平成２６年１２月に「事業・財政・規則検討特別委員会」の答申が出された。この答申を受 け、平成２７年の事業計画は優先順位を付け重点化を行い、更に財政的にも安定化を目指した 内容にすることを基本とする。これまでの基本政策、「地域との共生」、「情報公開と組織の見直 し」、「診療所経営の安定化」に変わりはないが、答申を十分考慮した事業計画を立案する。特 に「組織の見直し」については特別委員会答申を受け、財政的な検討を十分考慮した、将来的 にも持続可能な県歯会の組織・機構を早急に検討する。 更に、「事務局体制見直し検討プロジェクト会議」の報告書を受け、事務局の就業規則、給与・ 退職金について労使間で正式な会議を持ち、より良い事務局体制を目指して協議を開始する。 １．福岡県歯科口腔保健の推進に関する条例と福岡県歯科口腔保健推進計画の推進 県歯会事業は「福岡県歯科口腔保健の推進に関する条例」の各施策の達成を目指したものを 基本とする。また、平成２６年３月に見直しが行われた「福岡県歯科口腔保健推進計画」に示 される各施策の具体的な推進を図るため、福岡県地域歯科保健医療事業推進会議にて幅広く意 見を求め集約し、連絡調整と趣旨徹底を図ると共に、市町村での歯科保健事業等に対する郡市 区会の対応等を検討する。 イ．フッ化物の応用 フッ化物を用いた科学的根拠に基づくむし歯予防対策を構築し、むし歯罹患状況の地域間 格差、個人格差の是正を目標として、昨年度に引き続き県民への総合的な歯科口腔保健の推 進を図る。更に成人や高齢者へのフッ化物応用の進め方を検討する。 また、特別委員会答申に明記されたとおり、福岡県学校歯科医会、福岡市学校歯科医会と の連携を深めるための協議会等を開催し、行政の要請に十分対応できる体制を目指す。 ロ．地域医療連携体制の整備 介護施設や医療施設における口腔機能回復支援への対応や、がん患者の合併症の軽減等を 目的としたがん診療連携拠点病院との連携を図ると共に、福岡県医師会をはじめとした多職 種団体との協議会を開催し、多職種との連携強化を図る。 ハ．対外広報の推進 対外広報の中心であった「いいな、いい歯。」週間事業を全面的に見直し、県民への周知の みだけではなく、より県民を巻き込んだ新たな対外広報を構築する。 ２. 新たな組織・機構の検討 特別委員会の答申を受け、将来的にも持続可能な県歯会の組織・機構形態を検討する。特に 業務が肥大化する総務部会について、あるいは現行の正副部長制度について、それに付随する 役員の数と報酬、そして部・室委員への手当て等、財政的にも十分考慮した形態を目標に検討 する。 1 ３. 事務局体制見直し検討会議の設置 特別員会答申書、並びに事務局体制見直し検討プロジェクト会議報告書を受け、より良い事 務局体制を検討する労使間の会議を設置する。更に日本歯科医師会から出された日歯事務局の 各種規則の見直しの報告書を精査し、本会事務局体制見直しに役立てる。 ４．歯科学術研修の推進 学術団体として、地域住民へ安全、安心で良質な歯科保健医療を提供するため、学会をはじ め各種の研修会を開催し、会員の知識と技術の向上を図る。 超高齢社会の歯科医療の対応について研修し、在宅を中心に安定した地域歯科医療を供給で きる体制を整備することにより、地域との共生を図る。 また、平成２８年度に福岡歯科大学が主管となって開催される第２３回日本歯科医学会学術 大会（総会）への九州歯科医学大会としての参加に向けた準備委員会を設置し、対応について 検討する。 ５．社会保険制度への対応 歯科保険診療テキストを基本に会員が間違いのない保険請求を行えるように指導し、更に各 種指導の現状を詳細に分析し、会員が萎縮診療に陥らないよう本会としてあらゆる手立てを検 討する。 予定されている介護保険改定に迅速に対応し、介護保険請求について地域医療介護保険部と の連携のもと、会員への指導を徹底する。 ６．医療安全対策の推進 安心安全な歯科医療を地域住民に提供するた