三重県朝日町上下水道课平成22年度水质検査计画.PDF

三重県朝日町上下水道課 平成２２年度水質検査計画 はじめに 本町の水道事業は、員弁川水系 20ｍの浅井戸及び柿丘陵地付近 200ｍの深井戸を水源と する自己水と木曽川水系及び長良川水系を水源とする県水の受水と合わせた配水一系統 （自然流下方式）からなります。 安全でおいしい水を供給するためには、水源の保全により良質な原水を得ること、適正 な浄水処理方法の採用と運用により良質な水道水を確保すること、さらに給水栓水の水質 を保持するため、配水池や水道管を適正に維持することが重要となります。 上下水道課では、水源から浄水場、給水栓に至まで、定期的な水質検査など徹底した管 理を行い、さらに各浄水場での水質自動計器による 24 時間連続監視を設置し水質の安全性 を確保しています。 これまでの水質基準は平成４年に改正されましたが、その後、新たに消毒副生成物、新 規汚染物質などの問題提起により水質管理の充実・強化と規制改革・公益法人改革の流れ の中で水質検査などについてもより合理的・効率的なあり方が求められ、新たな水質基準 が平成１６年４月１日より施行されました。この水質基準には水質検査計画の策定と公表 なども盛り込まれています。 上下水道課では、今回の水質基準改正を受け、水質検査項目、検査頻度などについて、 本町の水源の特徴、水質的課題を含め、安全性の確保、効率性などの多方面からの検討を 行い、水質検査計画を策定しました。 この水質検査計画については、次年度以降も水質の状況変化に応じて、また利用者の皆 様の意見を聞き、見直しを行うなど、より一層安全で安定した水質管理を行っていきます。 １ 水質検査の基本方針 （１） 検査地点 検査地点は、水質基準が適用される蛇口に加えて、浄水場の原水とします。 （２） 検査項目 水道法で検査が義務づけられている水質基準項目、検査を行うことが望ましいと される水質管理目標設定項目及び本町が独自に行う項目とします。 （３） 検査頻度 水道法及び本町の過去の検査結果などに基づいて、項目に応じて頻度を設定し検 査を実施します。 ２ 水道事業の概要 （１） 給水状況 本町の給水状況及び計画は、下表のとおりとなっています。 区 分 内 容 事 業 体 の 名 称 朝日町水道事業 給 水 区 域 朝日町全域 計 画 目 標 年 度 平成３２年度 計 画 給 水 人 口 ９，９００人 （H20 年度末給水人口 8,992 人） 計画一日最大給水量 ４，９００ｍ³ （H20 年度実績一日最大給水量 3,663ｍ³） 一 日 平 均 給 水 量 平成２０年度実績 ３，１６３ｍ³ 配水系統 名 称 水 源 配水区域及び配水方法 自己水（柿700ｍ³/ 日） 自己水（縄生2000ｍ³/ 日） 朝日町全域 縄生・柿配水系 県水（木曽 1200ｍ³/ 日） （白梅の丘配水池より自然流下） 県水（長良 1000ｍ³/ 日） （２） 水場施設概要 本町には 2 ヵ所の浄水場があります。 浄 水 場 名 朝日町浄水場(縄生浄水場) 柿浄水場 通 水 年