第6学年组国语科学习指导案.PDF

４ 実践事例 （１）実践事例① 第６学年○・○・○組 国語科学習指導案 平成１７年○月○日（○）第○校時 在籍児童数 ９５名 指導者 教諭 ◎◎ ◎◎ Ｔ１ 教諭 ☆☆ ☆☆ Ｔ２ 教諭 △△ △△ Ｔ３ 教諭 ◇◇ ◇◇ Ｔ４ 活動場所（各教室・２Ｆ○の○教室） １ 単元名 宮沢賢治の世界を旅しよう（表現を味わい、豊かに想像しよう） やまなし（物語）宮沢 賢治 イーハトーヴの夢（伝記）畑山 博 宮沢賢治の他の作品 ２ 単元について （１）児童の思いや願いと実態 児童は６月に学習した「森へ」（コース別学習）において，今までと違ったジャン ルの本の魅力を知り，読書の世界を広げるきっかけをつかむことができた。 また「本は友達」では，自分の知りたい本の希望を出し，様々な方法で本の紹介を しあうことにより，実際にたくさんの本を読み，効果的な紹介の仕方を身に付けるこ ともできるようになった。そして，物語ばかりでなく推理小説・歴史に関する本・伝 記など，読書の幅が広がってきた。 社会科や総合的な学習の時間でも，目的をもって本を探し，必要な情報を求めて図 書室を活用することが多くなってきている。自分の読みたい本やめあての本を探し出 したときの満足感も十分味わっている。 読むこと 文章内容の正確な読み取りについては，最も個人差が大きい。特に説明文の読みに おいては顕著である。段落の要点を捉えたり，段落相互の関係に気をつけながら全体 を要約したりするなどについては，個人差が大きく出てきている。そのため，夏休み 前の「自分アップ週間」では説明文の読み取りについて取り立て指導をしてきた。 物語については，５年生の「わらぐつの中の神様」で，文章構成や表現の巧みさ・ ストーリーのおもしろさ・描写の美しさ・登場人物の生き方について考える楽しさ等 を叙述に即して読み味わう経験をしている。作品の世界に浸って読み味わう楽しさか ら，「国語が楽しい」と感じている児童も多い。文章を読むときに，言葉にこだわっ たり，五感を働かせて読んだりすることもできるようになりつつある。 音読については，国語の学習の様々な場面で意識して取り組んできた。「書いたら 読む」ということをいつも意識させた結果，声に出して読むことは得意である。また 日本語特有の美しい言葉の響きやリズムを楽しんでいる様子も見られる。これは「ひ びきタイム」や詩の朗読・群読の練習，音読集の活用などの効果が大きいものと思わ れる。しかし，自信がなくはっきりしない話し方の児童もまだ見受けられ，継続して