所属人间社会学部公共社会学科职准教授氏冈本.PDFVIP

所属 人間社会学部・公共社会学科 職名 准教授 氏名 岡本 雅享 １．教員紹介・主な研究分野 1997年横浜市立大学大学院国際文化研究科修士課程修了。2000年一橋大学大学院社会学 研究科博士課程修了。国際学修士。社会学博士。1991～93年、中国の北京師範学院（現在、 首都師範大学）、中央民族大学民族語言三系（現在、中央民族大学少数民族語言学院）に 留学、少数民族二言語教育の研究・調査を行う。2008年度、San Francisco State University （College of Ethnic Studies, Japanese American Studies)でVisiting Scholar。学内外 で”Hidden Diversity of the Japanese People”に関する講演等を行う。 1989年以来、在日韓国・朝鮮人問題を起点とし、マイノリティの権利保障のための研究・ 活動に従事してきた。国連ECOSOC NGOでの3年間の勤務を含め、ジュネーブ国連欧州本部を 中心とした国連人権活動に報告・提言の提出、会議への参加・発言等を通じて参加。 現在は、日本社会がますます多民族、多文化化する中で、あらためて明治以降の日本に おけるNationの創造、混合民族論から単一民族論への変遷など、民族、言語、宗教、文化 の各方面から、日本人（国籍者）内部の多様性を解き明かす作業を、出身地である出雲の 視点から、試みている。 ２．研究業績 ①著書・論文（2013～2015年度） ＜著書＞ ・『レイシズムと外国人嫌悪』 （共著）明石書店、2013年 ・『なぜ、いまヘイト・スピーチなのか』 （共著）三一書房、2013年 ・『民族の創出』（単著）岩波書店、2014年 ＜論文＞ ・「海の道のフロンティアとしての出雲」 『現代思想』41 巻 16 号、2013 年 ・「多元社会日本」別冊環20 『なぜ今、移民問題か』藤原書店、2014年 ・ 「日本的民族認同―從「出雲民族」案例看多元民族國家觀的建構」 『民族学界』第36期、 2015年 ②その他の業績 （2013～2015年度） ・新聞連載「出雲を原郷とする人たち」『山陰中央新報』2011年4月～2016年1月（全104回） 紀伊編3回、越後佐渡編20回、信濃国編8回、武蔵国編5回、岩代国編6回、上野国編2回 大和国編8回、山城国編2回、丹波国編1回、播磨国編1回、壱岐・新羅国編1回 ・書評『琉球諸語の復興』（沖縄大学地域研究所編）『週間読書人』2013年11月22 日 ・書評『日本型排外主義』（樋口直人著）『大原社会問題研究所雑誌』675号、2015年1月 ・週刊誌「神話と日本の民族意識」『週刊金曜日』23巻5号、2015年2月6 日 ・招聘報告「出雲からみた日本のネーションビルディング」関西学院大学先端社会学研究 所定期研究会、2013年11月29 日 ③過去の主要業績 （2013年度以前、3点） ・『中国の少数民族教育と言語政策（増補改定版）』社会評論社、2008年（単著）。 ・『日本の民族差別―人種差別撤廃条約からみた課題』明石書店、2005年（監修・編著）。 ・「中国のマイノリティ政策と国際規準」叢書「現代中国の構造変動」第７巻・毛里和子編 著『中華世界――アイデンティティの再編』東京大学出版社、2001 年。 ３．外部研究資金 （今年度） ４．受賞 （今年度） ５．所属学会 （今年度） ・日本平和学会、エミシ学会 ６．担当授業科目 （今年度） 国際政治学・２単位・１年・前期、多文化社会論・２単位・2年・前期、東アジア関係史・ ２単位・2年・後期、政治学Ⅰ・２単位・２年・前期、政治学Ⅱ・２単位・２年・後期、 国際共生研究・4単位・2年・通年、公共社会学研究・4単位・3年・通年、卒論指導・4単 位・4年・通年 ７．社会貢献活動 （今年度） ８．学外講義・講演 （今年度） ・筑豊市民大学「記紀神話と出雲神話―そして筑前との縁」2016年2月14日、福岡県田川市 ９．附属研究所の活動等 （今年度）