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歯科理工学 単位数：7 単位 担当教員： 石川邦夫（電話642-6344，メール：ishikawa dent.kyushu-u.ac.jp） 都留寛治（電話642-6345，メール：tsuru dent.kyushu-u.ac.jp） 中川雅晴 （電話642-6346，メール：nakagawa dent.kyushu-u.ac.jp） 対象学年 ３年生 前後期（講義・実習）：金曜 ８：4 ０－１２：００ Ⅰ. 教育目標 各種歯科材料の物理的性質，化学的性質，生物学的性質と生体材料として具備すべき性質を教授すると ともに，その臨床的な扱い方による性状の変化，ならびに適切な取扱法を習得させる．また，歯科用機械・ 器具の構造と機能，ならびにその操作法を教授し，理解習得させる． Ⅱ. 到達目標 歯科で使用される材料・器械の基礎的知識と歯科臨床との関連性を教授し，臨床実習に必要な知識・技 術を会得させるとともに，進歩発展する新しい歯科材料・技術についての応用能力を育成する． Ⅲ. 成績の判定 1. 授業の期間に行われる中間試験と期末試験（約７０％） 2. 授業の期間に行われる小テスト，CBT 等（約３０％） 以上の合計点によって総合的に成績を判定し，さらに出席率による調整を行った後の総合点が６０点以上 であることを単位認定の要件とする．ただし，授業の期間に行われる中間試験，期末試験は試験個別の最適 基準（中間試験は４０点，期末試験は５０点）に達していることや，他の得点，実習が最低基準に達成して いることを前提とする． 成績判定の詳細についてはWebCT の「歯科理工学」に掲示された単位認定方針を必ず確認すること． Ⅳ. 教科書および参考書 教科書 １. スタンダード歯科理工学-生体材料と歯科材料-第４版 ：鈴木一臣他，学建書院 ２. コンプリートデンチャーテクニック[第５版] ：細井紀雄他，医歯薬出版 参考書 １. 目で見る歯科理工学：中村正明他，医歯薬出版 ２. コア歯科理工学：小倉英夫他，医歯薬出版 ３. 臨床歯科理工学 ：宮崎隆他，医歯薬出版 Ⅴ. 授業内容 １．歯科材料概論 歯科材料が関与する歯科医療の概要を理解するとともに，歯科医学における歯科材料の意義と目的を 理解する．また，当該材料の特殊性，所要性質，現状と問題点を理解する．さらに歯質の材料学的性質 を理解する． ２．材料の種類と性質１ 物質の構造，無機材料の性質 ３．材料の種類と性質２ 金属材料，有機材料 ４．材料の種類と性質３ 複合材料，材料の基礎的性質 ５．生体安全性 生体安全性の概念，生体反応と生体某著機構，材料の為害作用，生物学的試験法，安全性評価基準 ６．成形修復材料１ 成形修復材料の概念，コンポジットレジン ７．成形修復材料２ グラスアイオノマーセメント ８．成形修復材料３ 歯科用アマルガム，修復材料の性質 ９．印象用材料１ 印象採得，印象用材料の分類，寒天印象材，アルジネート印象材，シリコーンゴム印象材，ポリエー テルゴム印象材 １０．印象用材料２ ポリサルファイドゴム印象材，酸化亜鉛ユージノール印象材，モデリングコンパウンド印象材，ダイ ナミック印象材，印象採得の技術的考察 １１．歯冠用セラミックス１ 概要，歯科用陶材 １２．歯冠用セラミックス２ 陶材焼付鋳造冠，全部陶材冠 １３．歯科用金属材料１ 概要，合金の状態図，金属の成形加工， １４．歯科用金属材料２ 熱処理，歯科用合金 １５．歯科用金属材料３ 金属の接合，歯科用磁性合金 １６．鋳造用材料１ 概要，鋳造用パターン材，鋳造用埋没材の概要 １７．鋳造用材料２ 石膏系埋没材，リン酸塩系埋没材 １８．鋳造用材料３ 鋳造用埋没材の性質，鋳造体の作製工程，鋳造体の精度，鋳造欠陥とその対策 １９．歯冠補綴用レジン 概要，作製法 ２０．模型材料１ 模型材料の概要 ２１．模型材料２ 石膏系模型材 ２２．合着・接着用材料１