西冈正人京都府立聋学校-nagano.PDFVIP

長野県松本ろう学校同窓会創立 70 周年記念大会：記念講演 ふ る か わ た し ろ う 『日本最初の聾学校と古河太四郎先生』 『日本最初の聾学校と古河太四郎先生』 京都府立聾学校同窓会理事、日本聾史学会役員：西 岡 正 人 京都府立聾学校 京都府立聾学校 京都府立聾学校は、京都府京都市右京区御室大内にある府立聾学校。京都府南部（京都 市を含む）在住の聴覚に障害のある児童・生徒が主に学ぶ。1878 （明治11）年、「京都盲 唖院」として日本で最初に設立された。障害を持つ児童・生徒のための教育の場である。 ■所在地 ■所在地 〒616-8092 京都府京都市右京区御室大内 4 ■設置学部 ■設置学部 ・幼稚部 ・小学部 ・中学部 ・高等部（普通科、産業工芸科、デザイン科、色染科、被服科） ・ その他（早期教育、聴言室、通級指導教室） ■歴 史 ■歴 史 1878 （明治11）年 － 開校。 1889 （明治22）年 － 京都市へ移管。 1893 （明治26）年 － 聾唖生同窓会発足。 1925 （大正14）年 4 月 1 日 － 盲・聾を分離し、京都市立聾唖学校と改称。 1931 （昭和6）年 4 月 1 日 － 京都市府へ移管し、京都府立聾唖学校と改称。 1932 （昭和7）年 4 月 1 日 － 京都府立聾学校へと改称。 1937 （昭和12）年 － ヘレンケラー女史、盲・聾両校へ来訪。 1951 （昭和26）年 － 現在地へ移転。 1952 （昭和27）年 6 月 16 日 － 舞鶴市に盲・聾分校開設。 1961 （昭和36）年 4 月 1 日 － 幼稚部を開設。 ふ る か わ た し ろ う 古河太四郎先生 古河太四郎先生 古河太四郎。1845 （弘化 2）年 2 月 20 日 ～ 1907 （明治 40）年 12 月 26 日は、京都盲唖院（後の京都府立盲学校 ・京 都府立聾学校）を創設し、近代日本における視覚障害教育 ・聴覚障害教育の黎明期をリードした教育者。 1 長野県松本ろう学校同窓会創立 70 周年記念大会：記念講演 ■略 歴 ■略 歴 弘化 2 年（1845 年） 京都に生まれる。 明治 2 年（1869 年） 京都府待賢小学校算術教師となる。 明治 6 年（1873 年）頃 待賢校において瘖唖教育に着手する。 明治 11 年（1878 年） 京都で仮盲唖院を創業。 明治 12 年（1879 年） 京都盲唖院、京都府立となる。 明治 15 年（1882 年） 京都府盲唖院の院長に就任。 明治 22 年（1889 年） 依願免職。 明治 33 年（1900 年） 私立大阪盲唖院長となる。 明治 40 年（1907 年） 京都、東京の盲唖院長・盲学校長とともに盲・聾教育の義務化を上 申。同年 12 月 26 日逝去 （63 歳）。 大正 2 年（1913 年） 文部省図書局、『古川氏盲唖教育法』を発行。 ★ 府立京都盲唖院 ・初代院長 （明治15 年 1 月 27 日 ～ 22 年 11 月 21 日） ★ 官立東京盲唖学校 ・教諭 （明治20 年 12 月 28 日 ～ 22 年 11 月 21 日） ★ 私立大阪盲唖院 ・初代院長 （明治33 年 9 月 1 日 ～ 40 年 12 月 26 日） ■古河太四郎先生の ① ② ■古河太四郎先生の 教育方法 教育方法 そ う あ ん 【古河太四郎創案】 い ん あ しゅせいごじゅうおん ①瘖啞手勢五十音 （明治11 年） ③ ごじゅうおん しゅせい ②五十音手勢 （明治11 年） あ せ い ごじゅうおん じ け い しゅせい ③啞生五十音字形手勢 （明