ANNUAL REPORT - 富士机械制造.PDF

2017 A N N U A L R E P O R T で革新的な製品を世界へ トップメッセージ スピード経営の推進により 企業価値の持続的向上に 取り組んでまいります 代表取締役社長 2017年3月期（2016年4月1日から2017年3月31日）の カーの製造工程において、IoTやM2MといったICTを推進 アニュアルレポートをお届けするにあたり、ご挨拶申し上げます。 していき、他社の装置やシステムと連携して生産ライン全体の 2017年3月期の当グループの業績は、会社全体として、 スマート化を実現するものです。 概ね計画通り達成することができました。2018年3月期は、 2018年3月期はロボットメーカーとして大きく躍進するため 中国を含めアジア太平洋地域が最も成長著しい地域であり、 に、会社全体としての技術開発力の向上や製品品質を安定 特に東南アジア、インドの成長が期待できます。資源国で させ、新たな市場開拓とともに企業のプレゼンスを高める あるロシア、ブラジルも悲観的な景況感は見られず、日本や 礎を築く年と位置づけています。また、中期経営目標におい 欧州の経済は停滞気味であるものの決して悪い状況では ては最終年度となります。ロボットソリューション事業では、 ありません。米国ではトランプ政権の通商政策の効果が さらなる市場シェアの向上を目指し、工作機械事業では利益 見通せないものの、世界経済を牽引する役目を果たすことを 体質の強化に向けて事業部を再構築し、新規事業では、市場に 期待しています。 おける製品の浸透とさらなる営業力の強化を図ります。 昨今、世界の主要先進国が成長戦略の柱に据えるのがIoT 多様化かつ高度化するお客様のご要望にお応えできるよう、 によるイノベーションです。そこではロボット技術が中心的な 引き続き努めてまいります。これからも企業活動を通じて 役割を担っており、新たな波を起こしています。2015年9月に 環境や社会に貢献し、社会との調和の取れた持続可能な リリースした統合生産システムNeximは電子機器生産メー 発展を目指していきます。 役 員 （注）※印の取締役及び監査役は社外役員であります。 1 代表取締役社長 曽我 信之 9 常 勤 監 査 役 坂上 晋作 2 取 締 役 10 監 査 役 ※ 須原 信介 松田 茂樹 3 取 締 役 11 監 査 役 ※