伊万里排水设备技术基准.DOCVIP

伊万里市排水設備技術基準 伊万里市建設部下水道課 （平成２３年４月１５日以降適用） 1．　総　則　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 目的 この基準は?伊万里市下水道条例第5条に規定するもののほか?排水設備の設計及び施工について技術上の基準を示し?工事の適正な設計?施工を図ることを目的とする。 排水設備工事の範囲 土地及び建物から排出される下水を公共下水道に流入させるために必要な排水管渠?その他の排水施設(し尿浄化槽を除く)を改造?新築?増設?及び修繕する工事をいう。 用語の意義 この基準に用いる用語の意義は次による。 公共汚水桝　　　　下水を下水道に流入させるために?宅地内の排水管渠の最下流で境界直近の宅地内または公道に設ける桝をいう。 トラップ　　　　　封水部をもち?排水の流れに支障を与えることなく排水管中の臭気が宅内に逆上昇してくるのを阻止する装置をいう。 器具トラップ　　　各種衛星器具に適応した形状、及び構造を持った付属トラップをいう。 封水　　　　　　　排水管?下水管等からの臭気?下水?ガス?ねずみ?昆虫類が宅地内に侵入するのを防止するためにトラップの内部に保持してある水。 封水深　　　　　　トラップ下流あふれ部の下流内面（ウェア）とトラップ底部の内面（ディップ）間の垂直距離 排便管　　　　　　便器から第１桝までの管 洗浄装置　　　　　便器を洗浄するためのタンク類、洗浄管類の総称 　　器具排水単位　　　洗面器の最大排水量を28.5L／ｍｉｎとしてこれを排水単位1と定め、この基準で各種器具の数値を定めたもの。 　　掃 　除　 口　　　　　　桝を設置することが困難な場合に、管の点検及び掃除のために設けるもの　　　　　　 ２．使用材料　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 １．使用材料の規制 　　排水設備工事に使用する材料は原則として次に定めるものとする。 衛生陶器 　JⅠＳＡ　5207の規格品とし?滑らかで不浸透性の表面を有し、外観が美しく常に清潔を保つことができるもの。 　　 排水管　 　　　耐圧?耐水?耐久性に富み、内面が円滑で次に掲げるもの。 　　　硬質塩化ビニール管　　ＪＩＳＫ　6741　　一般管及び薄肉管 　　　　　　　　　　　　　　ＨＡＳＳ　207　　　配管用継手 　　　コンクリート管　　　　ＪＩＳＡ　5302　　　鉄筋コンクリート　　 　　　　　　　　　　　　　　ＪＩＳＡ　5303　　　遠心力鉄筋コンクリート 　　　陶　管　　　　　　　　ＪＩＳＲ　1201　　　普陶管(直接) 　　　　　　　　　　　　　　ＪＩＳＲ　1202　　　普陶管(直接) 　　　　　※　ＪＩＳ＝日本工業規格　　　ＨＡＳＳ＝空調?衛生工業会規格 　　　　　　　　　　　　　　　 桝 市標準型汚水桝及び雨水桝とする。 その他の材料 市が認めたもの。 3．設　計　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 1． 事前調査 排水設備工事の設計に際しては?次の事項について事前に調査確認する。 処理区域かの確認。 悪質下水(工場下水等)の有無 地下埋設等の確認 隣地との境界の確認 公共桝設置の有無と深さの確認 既設排水設備の有無と状況(勾配?配管の良否等)の確認 所有権または管理権などの権利関係の調査及び同意等の確認 他人所有の土地に排水設備を設ける場合 他人が設置した排水設備に接続する場合 他人所有の建物に排水設備を設置する場合 ２．汚水の取扱 　　汚水を例示すると次のとおりである。 水洗便所からの排水 台所?風呂場?洗面所?洗濯所からの排水 屋外(屋根?壁付き)洗い場などからの排水 工場?事業所の生産活動により生じた排水 浴場?プールなどのあふれ水 　　上記汚水のうち?雨水と同程度以上に清浄なもの(冷却水など)?及び雨水量が多く雨水と分離できず（ガソリンスタンドの洗浄水など）施設所有者が管理するもの?及び上記以上のプール?温泉水?浴場などの使用水は雨水と同様の取扱とする。 ただし、ガソリンスタンドの洗車機については、洗剤の使用も多く公共下水道に流さざるを得ない。しかし、その構造においては洗車機外からの雨水の流れ込みを阻止する構造とすること。 ３．排除方法 原則として自然流下が困難な低所の排水は汚水排水槽を設けてポンプ排水による。 設計図の作成 設計図は施工の指針であると共に工事費積算の基礎となるものであり図面は?これらのことを技術的に表現するものであるので?正確?明瞭に書くものとする。 設置場所見取図 町名?丁目?番?号のほか公共施設等のわかりやすい目標がある住宅地図のコピーとする。 平面図 スケッチをもとにして排水設備凡例図(表３－１)に従って作成すること。 平面図には?各排水器具の位置?桝の種類(汚水桝?雨水桝?トラップ桝等)桝間距離(桝の中心