结晶族点群.PDFVIP

地球惑星科学基礎V演習 結晶族点群 第4回 瀬⼾雄介 http://pmsl.planet.sci.kobe-u.ac.jp/~seto 様々な対称操作 • 並進を伴わないもの – 回転 組み合わせると有限の⼤ 点群 – 回反 きさの物体の対称性を表 (Point group) – 対称⼼ (= 1回回反) 現することができる – 鏡映 (= 2回回反) • 並進を伴うもの – 格⼦並進(平⾏移動) – 映進 (鏡映+平⾏移動) – らせん (回転+平⾏移動) 群とは 集合Gの任意の元に関して 集合G 元 ・算法⊗が定義され、 ・任意⼆つの元を演算した結果は c a 集合Gに含まれ(a ⊗ b ∈ G )、 b ・さらに次の3法則を満たすときG ⊗ f は群であるという． d h 1)結合法則 Gの任意の元a, b, cに対して(a ⊗ b) ⊗ c＝a ⊗(b ⊗ c)となる ただし、演算の⽅向を変えても結果が同じ[=可換]とは限らない 2) 単位元の存在 Gに元eがあって，Gの任意の元aに対しa⊗e＝e⊗a＝aとなる。eをGの単位 元(unit element)という． eは「なにもしない」元である 3) 逆元の存在 Gの任意の元aに対しある元aʼがGにあって，a⊗aʼ＝aʼ⊗a＝eとなる． aʼをaの逆元といい，ふつうa-1 と書く． eの逆元はかならずe, aの逆元がaになることもある 点群の例 4回回転軸を⼀つだけもつ物体を 4回回転軸 不変に保つ対称操作は (C90, C180, C270) ・0°回転 (E) ・90 °回転 (C ) 90 ・180°回転 (C ) 180 ・270°回転 (C ) 270 の四つがある。 E C C