矿委004方面舍石たい积场について.PDF

資料-鉱委-01-04 方面捨石たい積場について 平成 13 年１月 29 日 核燃料サイクル開発機構　人形峠環境技術センター 本資料は、平成 12 年３月 24 日に、岡山県、鳥取県及び上斎原村等に ご説明させていただいた資料「方面捨石たい積場問題について(技術的検 討結果)」の内容をご紹介するものです。 【目次】 １．方面捨石たい積場の現状 　　　　　　　　　　　　　　 ２．捨石推計約3,000 m3 の性状 ３．措置に当たっての基本方針 ４. 捨石措置の技術的方策 ５. 実証試験の実施 ６．実証試験後の捨石推計約3,000m3 の措置 ７．恒久的措置として他のたい積場への反映 【添付図･表】 図－1　｢方面捨石たい積場の位置図｣ 図－2　｢方面捨石たい積場（1 号･2 号）の施設配置図｣ 図－3　｢措置技術実証試験の概念図｣　(1)～(3) 図－4 「措置技術実証試験のスケジュール」 3 図－5　｢方面捨石推計約3,000 m 措置の進め方｣ 3 表－1 「方面捨石推計約3,000 m 措置の比較検討表」 表－1 関連図・「ヒープリーチング｣ 表－1 関連図・「塩酸処理(粗製錬)」 表－1 関連図・「旧坑道、立坑等への埋戻し」 表－1 関連図・「トンネル（斜坑）」 表－1 関連図・「地表堆積」 表－1 関連図・‐・「素掘り埋設、覆土、植栽」 表－1 関連図・‐・「素掘り、骨炭、重晶石、埋設、覆土、植栽」 別添資料－１「海外における捨石の措置事例(鉱さいの事例も含む)」 １．方面捨石たい積場の現状 　　　　　　　　　　　　　　 (1)　方面捨石たい積場の概要 原子燃料公社は、昭和 33 年から昭和 36 年の間に方面地区で坑道に よるウラン探鉱活動を行った。その結果、発生した「捨石」＊１ （約1.6 3 万 m ）を坑口付近に設けた 4 ヶ所(方面地区には 2 ヶ所)の捨石たい積 場に堆積して管理している。 図－1　｢方面捨石たい積場の位置図｣ 図－2　｢方面捨石たい積場（1 号･2 号）の施設配置図｣ ＊１：「捨石」とは 当時の原子燃料公社は、ウラン鉱床の存在状況や成因を詳しく調査し、鉱石の品位 や鉱量を推定するために坑道を掘削した。この際、ウラン鉱床に到達するまでに発 生する「ウランを含まない岩石や土砂」及び鉱床に到達してから発生する「ウラン を含んでいるが鉱石としての使用目的に至らなかったもの」を「捨石」と呼び、主 に坑口付近に堆積し、管理されている。 (2)　管理状況 ・　鉱山保安法に基づく管理 (ｲ)敷地境界にトラロープを張り、業務上立ち入るもの以外の立ち入り を制限し、敷地境界で自然界の放射線(以下「BG」) を除いて 1 ﾐﾘｼｰﾍﾞ ﾙﾄ（以下「mSv」）／年以下を担保している。 (ﾛ) たい積場の下流部にはかん止提、周囲には山腹水路等を設置するこ とによって、鉱害防止措置を実施し、維持･管理している。 (ﾊ)定期的巡視と放射線量等の測定を行うことによって、予防保全に努 めている。 ・　鳥取県、東郷町及び旧動燃との間で締結した「東郷鉱山捨石たい積 場周辺環境保全に関する協定書」による環境監視 (ｲ)放射線量、空気中･河川水中･土壌中･植物中の放射能濃度を測定して いる。 (ﾛ)測定の結果は、｢鳥取県放射能調査専門家会議｣で、鳥取県が行った 測定結果とともに検討・評価を受け公表されている。 (ﾊ)上記専門家会議において、平成２年度以降これまで毎年「自然放射 能レベルの分布･変動の範囲内」であることが確認されている。 (3)　方面捨石たい積場の放射線レベル ・ 通常の自