水环境概论.DOC

水環境概論—水環境を理解するために— 　　「地球は水の惑星」—この水はどこからきたのだろうか— 生命の存在しうる太陽系の惑星（NASA） 地球と近接惑星である金星および火星の大気組成 地球 N2 0.78084気圧（78%） 　O2 0.20946気圧（21%） 　Ar 0.00934気圧（1%） 金星　　　　　　　　　　　　　　火星　　　　　　　 　CO2 90気圧（98%）　　　　　　5.5 hPa（95.32%）　　　　 N2 1.6気圧（1.8 ±0.4%） 0.16 hPa（2.7%）　　　　 Ar 18 hPa（200 ppm） 0.10 hPa（1.6%）　　　　 H2O 雲下1,000 ppm、雲上100?1 ppm 　　海はいつ出来たか？ 　　　３８億年前ころ 　　どのよう出来たか？ 　　　地球が生成後隕石の衝突や火山の噴火を通して地球内部（岩石）から揮 　　　発してきたガスが大量の水蒸気を含み、これが地球表面で凝縮した 　　火星や金星に何故液体の水は存在しないか？ 　　　金星では表面温度が高過ぎ、また火星では逆に低すぎるため 　　→地球は太陽からの距離とその質量が液体の水の存在に好都合 水の不思議な性質 　　　　　　　　　水分子がつくるネットワーク ?どうして氷は水に浮かぶのか？　———　個体の密度が液体の密度より 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　小さい ?サーモスタットの働きをする　———　比熱が大きい ?水はあらゆるものを溶かす　———　溶解性が大きい 水の役割 ?生命は海から生まれた 　?生物にとっての水 　 リン脂質分子が水中で自然に集合してつくる膜 A: リン脂質分子、B: 一分子層、C:ニ分子層 　　　　　　　　　　　　　　　　細胞の構造 ?快適な地球環境をつくる水 地球上の水と利用できる水 湖、河川、湿地、海洋—水の循環— 　 不足する水—増え続ける水の利用— 　　?農業に欠かせない大量の水 　　?環境汚染が気がかりな工業排水 　　　?健康に直接関わる生活用水 　　　?都市で増える生活用水 　　　?水のある都市づくり 　　　?水消費が増大する大都市構造 　　　?日本の特殊事情 　 汚れゆく水 　　?農薬による水質汚染 　　　?怖い工場のたれ流し汚染 　　　?急がれる下水処理施設 　　　?進む湖沼の富栄養化 　　　?地下水汚染の新たな恐怖 　　　?どこまで進む海洋汚染 ６水環境（１）—水の浄化— ６．１．原水とその浄化 　原水　→　沈殿　→　ろ過　→→　消毒（殺菌）　→　　給水 　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　高度処理 原水 　　　　　　　　　　　　　　液性　　　　　　　特徴 　　　地表水　　　　中性?微アルカリ性　　?汚染を受けやすい 　（河川、湖沼水）　　　　　　　　　　　　?藻類の繁殖→カビ臭 　　原水中７０％　　　　　　　　　　　　　?無機物の少ない水（軟水） 　　　地下水　　　　弱酸性（含遊離炭酸）　?汚染を受けにくい 　　（井戸水）　　　清涼感がある　　　　　?含塩素溶媒汚染 　　原水中３０％　　　　　　　　　　　　　?地層の影響を受ける 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（Ca2+、Mg2+、硬水） ２）浄化法 ３）自然浄化作用（自浄作用） 　　　　　　　物理学的作用---沈殿、希釈、拡散、曝気、ろ過 　自浄作用　　化学的作用-----酸化、還元 　　　　　　　生物学的作用---好気性、嫌気性微生物による分解、藻類によ 　　　　　　　　　　　　　　　る光合成 　４）沈殿 　　　　　普通沈殿法 　　　 　　　　　薬品沈殿法---硫酸アルミニウム（凝集剤） 　５）ろ過 　　　　　緩速ろ過法 　　　　　急速ろ過法---薬品沈殿法との組合せ ６．２．塩素消毒 １）塩素処理法の長所と短所 　長所 　1殺菌が迅速かつ確実である 　2微量で効果を発揮する 　3経済的である 　短所 　1それ自身特有の塩素臭を有する 　2フェノールと反応してクロロフェノール類を生成し、悪臭の原因となる 　3原水中にフミン質が存在するとトリハロメタンが生成する 　4すべての微生物に対して有効性が高いとは限らない 　　２）塩素処理法の原理 Cl2 HClO ClO- 　　　　塩素　　　次亜塩素酸　　次亜塩素酸イオン 　　　弱酸性　　　　　中性　　　　　アルカリ性 次亜塩素酸、次亜塩素酸イオン：遊離残留塩素 　　　　NH3 + HClO NH2Cl + H2O クロラミン