公共下水道雨水新规事业评価-清瀬.PDFVIP

公共下水道雨水新規事業評価 清瀬市公共下水道雨水新規事業評価委員会 平成２３年１２月 目 次 １. 下水道の概要 ・・・・・・・・・・・・・・・ 1 ２．清瀬市公共下水道事業について ・・・・・・・・ 3 ３. 事業評価の概要 ・・・・・・・・・・・・・・ 5 ４．費用効果分析について ・・・・・・・・・・・ 6 ５．浸水量の算定 ・・・・・・・・・・・・・・・10 ６．被害額の算定について ・・・・・・・・・・・・12 ７．便益の算定について ・・・・・・・・・・・・・14 ８．費用の算定について ・・・・・・・・・・・・・15 ９．費用効果分析結果 ・・・・・・・・・・・・・・17 １.下水道の概要 １‐１下水道の役割と仕組み 役割 【生活環境の改善】 トイレの水洗化や汚水の排除で、快適な生活環境をつくります ※ 【公共用水域の水質保全】 汚水を浄化して川や海へ放流することで、より良い水環境を保ちます 【浸水の防除】 雨水を河川などに流すことで浸水を防ぎ、生命や財産を守ります 【資源の有効利用】 再生水や下水汚泥など、下水道が持つ資源を有効に活用します 【水循環の創出】 雨水や再生水などの活用を進めることで、健全な水循環を確保します 仕組み ①家庭や工場から出た汚水は、下水 ④処理場では、汚水をきれいに浄 道管へ流れ込み、処理場へ送られ 化し、河川などに放流します。 ます。 ②下水道管は汚水が自然に流れる ③下水道管が深くなると工事や点検・清掃などの管 ように勾配がつけられています。 理が大変になるため、ポンプで汚水を地表近くま で汲み上げ、再び下水道管で自然流下させます。 ※ 巻末の「用語説明」の対象となる語句を示しております。 1 １‐２ 合流式と分流式 （合流式） 汚水(生活排水、工場排水等)と雨水を一本の管に集めて流すもの （東京23 区、多摩東部の市で採用） （分流式） 汚水と雨水を別々の管で流すもの・・・・ [清瀬市で採用] 2 ２．清瀬市公共下水道事業について ２- １ 汚水事業の概要 清瀬市では、汚水整備に昭和 51 年から着手し、平成 22 年度末現在、下水道普及 ※ 率は 99.9％に達しています。市内から排出される汚水は、公共下水道 管渠 (清瀬市 ※ で整備)から流域下水道 幹線管渠(東京都で整備)を流下して、清瀬市にある「清瀬 水再生センタ－」で処理され、柳瀬川へ放流されています。 清瀬水再生センター ※ 荒川右岸処理区 概要図 処理能力 (日最大) ：320,100m3/ 日 （Ｈ21 年度平均：221,000m3/ 日）