第2学年4组数学科学习指导案.PDFVIP

第２学年４組 数学科学習指導案 平成２６年１０月１５日（水）第５校時 戸田市立笹目中学校 ２年４組 在籍生徒数 男子１９名 女子２０名 指導者 教諭 矢作 浩章 教諭 越山 公憲 １ 単元 （題材）名 「平行と合同」 ２ 単元 （題材）について ⑴ 指導観 小学校では四角形の４つの角の和について、３つの方法で三角形に分割し、三角形の３つの 角の和が１８０°であることを根拠に説明ができることを学んでいる。 本時の授業は、小学校の５年生での学習を踏まえ、多角形の和を３つの方法で求め、文字を 利用し一般化をすることで、全て同じ式に統一されることを学習する。導入では、「切り取った 三角形の三つの角が一直線上に並ぶこと」から「角が一直線上に集まるという根拠を基に、三 角形の三つの角の和が１８０°である」ということを生徒に説明させ、学び直しを行う。 エキスパート活動の場面では、表や図を使って、最終的に文字を使った式で一般化すること を目標とする。この際には、資料A では「n-2」を、資料B では「n」を、資料C では「n-1」は 何を表すのかを明らかにし、筋道立てて考察できるようにする。ジグソー活動の場面では、エ キスパート活動で表現した式を同じ形に統一できるかを通して学習を深めていきたい。 ⑵ 教材観 第１学年では、図形の作図や移動を取り扱っている。また、空間における直線や平面の位置 関係を知り、空間図形を直線や平面図形の運動によって構成されているものととらえたり、平 面上に表現したり読み取ったりしている。さらに、おうぎ形の弧の長さと面積、基本的な柱体、 錐体及び球の表面積と体積を求められるようにしている。これらの学習を通して、図形につい ての豊かな能力を培ってきている。 第２学年では三角形や四角形などの多角形の角の大きさについての性質を、論理的に筋道を 立てた推論を行って調べることができるようにする。その際、図形をよく観察したり、作図し たりする操作や実験などの活動を通して、その推論の過程を自分の言葉で、他者に伝わるよう にわかりやすく表現できるようにすることがねらいである。 ⑶ 生徒観 クラスの生徒は、計算のように決まった方法のある問題には興味を示す。一方で、いろいろ な方法を見つけたり、多様な見方をしたりすることには消極的である。理由としては、①１つ の解法で満足して他の解法を考えようとしない、②今の学習段階では、１つの視点でしか物事 を考えられない、の２点が挙げられる。学習意欲が低く、すぐに飽きたり満足したりする傾向 にある。また、想像することが苦手で、イメージすることができない。特に、②の理由から、 論理的な思考に苦手を感じている。 本時は、様々な角度から多角形をとらえる活動を通して、１つの方法ではなく、２つ、３つ の視点から見ることで、様々な見方や観察力を豊かにすることを目標とし、論理的な思考の基 礎を養っていきたい。 また、Assessment and Teaching of the 21st Century Skills （ATC21S）では、２１世紀型 スキルを「これからの社会を生きていくために身につけるべき力」としてまとめている。 （/index.php/about/what-are-21st-century-skills/） さらに、東京大学大学院教育学研究科教授大学発教育支援コンソーシアム推進機構 （CoREF） では、ATC21Sの２１世紀型スキルを以下の日本語に訳している。 カテゴリ スキル 考え方 創造性、批判的思考、問題解決、意志決定、学習 働き方 コミュニケーション、協調（コラボレーション） 仕事のためのスキル ＩＣＴ、情報リテラシー 生きるためのスキル 良い市民であること、生活と職業、個人的・社会的責