工事材料-大阪.PDFVIP

第２章 工事材料 第１節 一般事項 共‐１‐２‐１‐１ 適用 工事に使用する材料は、設計図書に品質規格を特に明示した場合を除き、共通仕様書に示す 規格に適合したもの、またはこれと同等以上の品質を有するものとする。なお、受注者が同等 以上の品質を有するものとして、海外の建設資材を用いる場合は、海外建設資材品質審査・証 明事業実施機関が発行する海外建設資材品質審査証明書（以下「海外建設資材品質審査証明書」 という。）を材料の品質を証明する資料とすることができる。ただし、監督職員が設計図書に 関して承諾した材料及び設計図書に明示されていない仮設材料については除くものとする。 また、JIS 規格が定まっている建設資材のうち、海外のJIS マーク表示認証工場以外で生産さ れた建設資材を使用する場合は、海外建設資材品質審査証明書を提出するものとする。ただし、 JIS 認証外の製品として生産・納入されている建設資材については、海外建設資材品質審査証明 書あるいは、日本国内の公的機関で実施した試験結果資料を監督職員に提出するものとする。 共‐１‐２‐１‐２ 工事材料の品質及び検査（確認を含む） １ 受注者は、工事材料の使用に先立ち、工事使用材料一覧表及び使用材料承諾願若しくは使用 材料品質等証明書を所定様式により作成し、監督職員に提出のうえ、その使用の確認を受けな ければならない。 ２ 契約書第14 条第１項に規定する「中等の品質」とは、JIS 規格等に適合したもの、またはこ れと同等以上の品質を有するものをいう。 ３ 受注者は、設計図書において試験を行うこととしている工事材料について、JIS または設計図 書で指定する方法により、試験を行わなければならない。 ４ 受注者は、設計図書において指定された工事材料について、見本、または品質を証明する資 料を監督職員に提出しなければならない。 ５ 受注者は、工事材料を使用するまでにその材質に変質が生じないよう、これを保管しなけれ ばならない。 なお、材質の変質により工事材料の使用が、不適当と監督職員から指示された場合には、こ れを取り替えるとともに、新たに搬入する材料については、監督職員による再検査（または確 認）を受けなければならない。 ６ 受注者は、工事に使用する材料（使用した材料を含む。）の納品書・伝票について、整備、 保管を行うとともに、設計図書に定める出来形管理基準、品質管理基準及び施工計画書等に 照らし当該品質、規格・性能・構造、形状・寸法、数量等を照合しておくものとする。ま た、各材料に係る材料納入集計表を所定様式により作成するものとし、監督職員に提出しなけ ればならない。 材料納入集計表は、納品書・伝票の受領の都度、速やかに整備を行うものとし、次の各号に 掲げる場合に監督職員に提示し確認を受けなければならない。 2 章‐1 (１)共‐１‐１‐５‐１監督職員による検査（確認を含む）及び立会第１項から第３項に規定 する検査、確認及び立会を受ける場合 (２)共‐１‐１‐１‐12低入札価格調査工事第５項に規定する段階確認を受ける場合 (３) 工事現場施工完了毎など、その他監督職員が請求する場合 ７ 受注者は、前項に規定する材料納入集計表を提出・提示する場合には、根拠資料として、そ の納品書・伝票を監督職員及び工事検査等時に提示するものとし、設計図書に定めがある場合、 または監督職員の指示がある場合は、納品書・伝票(写し可)を監督職員に提出しなければなら ない。 第２節 土木工事材料 共‐１‐２‐２‐１ 土 １ 一般事項 工事に使用する土は、設計図書の定めにおける各工種の施工に適合するものとする。 ２ 盛土及び植栽用客土 盛土用材料及び植栽用客土は、表２‐２‐１に示す品質規定に合格するもので、粘土塊、ご み等を含まず、かつ有機物を有害量含んでいないものとする。 表２‐２‐１ 盛土用材料及び植栽用客土の品質規定 購入土 現場発生土 植栽用客土 75μmふるい通過分 25％以下 25％以下 25％以下