滋贺医科大学病原体等安全管理规程.PDFVIP

滋賀医科大学病原体等安全管理規程 平成18年１月25 日制定 平成24年１月26 日改正 第Ⅰ章 総則 （趣旨） 第１条 この規程は，滋賀医科大学（以下 「本学」という。）における病原体等の安全管 理に関し必要な事項を定め，病原体等の使用に起因して発生するばく露及び病原体等 による事故を未然に防止することを目的とする。 ２ この規程は，家畜伝染病予防法（以下「家伝法」という。）に基づく家畜伝染病病原 体の許可所持者が作成し農林水産省に届け出る家畜伝染病発生予防規程を含むものと する。 （定義） 第２条 この規程において，次の各号に掲げる用語の意義は，当該各号に定めるところ による。 (1) 「病原体等」とは，病原微生物，ウイルス（プリオンを含む。），寄生虫及びこれ らの産生する毒性物質，発がん性物質及びアレルゲン等生物学的作用を通してヒト 又は動物に危害を及ぼす要因となるものをいう。 (2) 「監視伝染病病原体」とは，家伝法で規定する家畜伝染病病原体及び届出伝染病 等病原体をいう。 (3) 「指定実験施設」とは，別表１に定めるレベル１から３までの病原体等を取り扱 う実験室をいう。 (4) 「病原体等管理区域」（以下「管理区域」という。）とは，指定実験室その他病原 体等の安全管理に必要な区域をいう。 (5) 「管理責任者」とは，管理区域における安全管理上の責任者をいう。 (6) 「実験責任者」とは，病原体等を用いる実験（以下「実験」という。）の安全管 理上の責任を負う者（本学の専任の教員に限る。）をいう。 (7) 「取扱者」とは，病原体等を取り扱う本学職員，学生，他機関から受入れた研究 員等であって，第８条に規定する要件を満たす者をいう。 第２章 安全管理体制 （学長の責務） 第３条 学長は，本学における病原体等の取扱いの安全確保に関して総括する。 ２ 学長は，家伝法に基づき，家畜伝染病病原体所持者として，次に掲げる事項を行う ものとする。 (1) 家畜伝染病病原体の所持に係る許可申請及び届出 (2) この規程の見直し及び届出 (3) 病原体取扱主任者の選任 (4) 病原体等の取扱いに関する教育訓練 (5) 病原体等の保管，使用及び滅菌等に係る記帳の義務化 (6) 家畜伝染病予防法施行規則に定める「施設の基準」及び「保管等の基準」に準拠 した必要な措置 (7) 災害時における応急措置 （バイオセーフティ委員会） 第４条 本学における病原体等の安全確保については，滋賀医科大学バイオセーフティ 委員会（以下「バイオセーフティ委員会」という。）が審議及び調査する。 （病原体取扱主任者） 第５条 本学に，病原体等の取扱いの安全確保並びに家畜伝染病病原体による家畜伝染 病の発生予防及びまん延防止のため，病原体取扱主任者（以下「取扱主任者」という。） を置く。 ２ 取扱主任者は，病原体等の取扱いに関し知識及び経験を有する本学の職員のうちか ら、学長が選任する。 ３ 取扱主任者は，立入検査等への立会い，施設の維持管理等その職務を遂行し，家畜 伝染病病原体の取扱施設等に立ち入る者に対し，家伝法に基づく管理の実施又はこの 規程の実施を確保するための指示を行うものとする。 ４ 学長は，取扱主任者が旅行，病気，その他の事故により，その職務を行うことがで きない場合は，病原体取扱主任者の資格を有する本学職員のうちから取扱主任者の代 理者を選任し，その期間中その職務を代行させるものとする。 （管理責任者） 第６条 管理責任者は，次に掲げる任務を行うものとする。 (1) 指定実験室における実験責任者間の調整を行うこと。 (2) 管理区域における病原体等の入手，供与及び使用状況について，実験責任者の作 成する記録を確認すること。 (3) 実験責任者及び取扱者に対して，実験の安全確保に関し適切な指導・助言を行う こと。 (4) その他管理区域における病原体等の安全確保に関し，必要な事項を実施