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２００９年度 ミクロα全クラス共通練習問題 （第１回） このファイルは、第１章と第２章を範囲とするミクロα全クラス共通練習問題ならびにそ の解答・解説からなります。問題は、【１】～【８】の計８問、問題の後に解答・解説が続 きます。問題への解答を試みてから、解答・解説を読むようにしてください。 1 1 x k l +2 2 2 を用いて生産を行う企業は、利潤最大化を目的にしている 【１】 生産関数 ものとする。 （１） 産出物価格を１、固定定期生産要素価格を2、可変的生産要素価格を 1/2 としたと き、産出量、投入量の組み合わせを求めなさい。 （２） 固定投入物価格が２から3 へ上昇し、可変投入物価格が 1/2 から、1/4 へ下落する とき、新しい、投入物の需要量を求めなさい。 2 2 3 （ただし、 であ 【２】 ある企業の生産関数が x ak bl+ cl+ a 0,b 0,c 0 る定数）によってあらわされる。 （１） 可変投入物の限界生産物、平均生産物を求めなさい。 （２） 限界生産物が減少し始める投入量を求めなさい。 【３】 Ｓ字型のグラフをなす短期生産関数を前提とする。このとき短期限界費用曲線が 短期平均総費用曲線および短期平均可変費用曲線の最低点と交わることを証明しなさい。 α α 1− l x ,l k(0 1) ≤ ≤α 【４】 ある企業の長期生産関数が で表されるとする。また、 1 k の価格は１， の価格は２である。この企業の拡張経路が で表されるときのαの k l 4 値を求めなさい。 【５】凹関数は準凹関数であることを示しなさい。また、準凹関数は、かならずしも凹関 数とはならないことをその例をあげて説明しなさい。 p p , x x , 【６】財１，財２の価格を各々 数量を各々 所得をY 1 2 1 2 a a 1− x x⋅ u a 0 1 効用関数を ＝ とする。この家計が予算制約のもとで効用最大化行動 1 2 をとるとき、各財に対する支出額が所得に占める割合を求めなさい。 【７】 スルツキー分解によって、価格効果＝代替効果＋所得効果、と考えることができ ます。このとき以下の問に答えなさい。 (1) 代替効果( 自己効果)が負になると考えられる理由を答えなさい。 (2) ある財が正常財であったとする。この場合、所得効果は正、０、負のいずれになるかを 答えなさい。 (3) 価格効果( 自己効果) が正になる財は何と呼ばれるのかを答えなさい。どのような財がこ の性質を持ちうるのかを価格効果、所得効果の符号を使って説明しなさい。 (4) コーヒーの価格上昇によって、紅茶の需要が増加したとする。この現象を、代替効果と 所得効果の符号を使って説明しなさい。 【８】 スルツキー方程式(交差効果) を変形して、 ｊ財価格が変化したときの ｉ財の需要の弾力性 ＝ｊ財価格が変化したときの ｉ財の補償需要の弾力性