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公演題目：ペルシャ民族と核問題 講師：小塚先生 中日新聞論説委員 受講生感想文 法学部 1 年 中東の国々がなぜ核というものを持ち始めたのかがわかったが、それと同時に、核を持ってアメリカ と交渉しても世界の平和には繋がらないと感じた。 世界が平和になるためには、核に頼って国の立場を維持するのではなく、宗教上の問題が根本にある のなら、互いにお互いの宗教への理解を示さなければならないと思う。 アメリカも中東の核保有問題に対しては、強行的な路線ばかりをとらずに、もう少し路線を緩和した 方がいいと思う。 イランが核開発をしている理由としてイスラムを敵視しているアメリカへの警戒だけではなくペル シャ帝国の子孫であるという誇りが関係しているのではないかという考えがとてもおもしろかった。 実際アメリカなどの少数の国のみを核保有国としてみとめる NPT は核保有について賛成であっても 反対であっても納得できないと考える人は多いと思う。 NPT で核兵器を保有できる国、保有できない国と決められているのがおかしいのではないか。アメ リカはNPT で核保有を認められていないインドと原子力協定を結ぶなど、NPT の体制が揺らいでいる。 核というものを持とうとする理由は様々だろう。武器として核を持たないにしても、「核保有国」と 認められてしまえば、その核は政治的に大きな武器になる。 もう NPT などやめて、もう一度世界各国が集まりゼロの状態から核について話し合う必要があるの ではないかと考える。 今回の講演会を聞いて、僕の世界を見る見方が変わりました。今回の講演の演題でもある「ペルシャ 民族の誇りと核問題」というものは、今まで僕の生活の中には何の関わりのないものでした。しかし今 回の話を聞いてペルシャ民族の生き方や日本人との共通点などがよくわかりました。核問題という部分 では僕たちは毎日のように報道を受けて、多少は知っていますが、やはり専門家の話は違うなと思いま した。今回の講演でとても勉強になりました。またこのような機会があればぜひ参加したいです。 現在、日本の一部の国会議員の中で、核保有できるように憲法を改正するという意見が出ている。こ の議員が言うには、核兵器に対抗できるのは核兵器だけだと言っている。しかし、世界で唯一の核被爆 国である日本がそのようなことを言っていてよいのか疑問が残る。核兵器は抑止力として保有している が、保有している以上使わないとも限らない。どこか一つの国が核を使ったら、核戦争になることは目 に見えている。そうなったら世界は破滅的な被害を被ることになる。核保有国を０にする事が一番の世 界平和になると私は思います。 今回、講演を聞いて思ったのは、今までは表面の事しか見ていなかったが、裏側の問題を見ると一筋 縄にいかない難しい問題が数多くあることがわかった。 中東の国が核を持つようになったことについては、もっともな行為であるような気がする。しかし、 「我が身を守るための核」などと核保有については説明してはいるが、本当に我が身を守れているだろ うか？実際に、中東の各地で紛争が絶えない。他民族、他宗教の間では現在は守られているかもしれな い。しかし同じ民族の間では紛争が起きているという状態だ。 日本の原爆の悲劇を受け、NPT など世界的な約束がかわされたにもかかわらず、インド、パキスタ ン、イスラエルは加盟していないといわれる。アメリカのイラク侵攻などによって中東情勢が不安定な 今、いつテロなどによって戦争が起こるかわからない今、核を保有するということは世界を破滅に導く ものだと思う。 ペルシャは黄金で豊かな良い国とゆうイメージがあるのに、イラクは黒くて怖いイメージしかない。 これはあくまで私のイメージだが、名前が変化しただけなのにここまで逆のイメージを抱かせるのはな ぜでしょうか？それは 9.11 テロや核保有、内戦などが原因だと思います。私はアメリカが悪いとか、イ ランが悪いとかではなく、各国の「平和」への価値観が違うのが、今の状況を生み出したのだと思いま す。どんな国だって平和を望まない国はありません。ただ、その平和に向かってした事が、他国は良く 思わなくて、摩擦が起こるのだと思います。自国の意見だけを主張し、通らなかったら暴力とゆうのは 子供と一緒です。平和への概念をそろえなければ、これからもっと怖い世界になると思います。また、 先進国は発展途上国の発展の