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布目ダム定期報告書 5 章 水質 5.4 社会環境から見た汚濁源の整理 5.4.1 流域の状況 布目ダムの流域は奈良県に位置する。図 5.4.1-1 に示すとおり、ダム堤体付近は奈良 市（旧奈良市、旧月ヶ瀬村）、山添村、貯水池の多くは山添村である。また、流域には、 天理市及び宇陀市（旧室生村）の一部を含んでいる。 流域市町村の面積及び流域面積を表 5.4.1-1に示す。 表 5.4.1-1 布目ダム流域市町村の面積及び流域面積 市町村 布目ダム 割合 面積 流域面積 2 2 (%) (km) (km) 旧奈良市 211.60 7.28 3.44 旧月ヶ瀬村 21.35 0.85 3.98 旧都祁村 43.89 36.33 82.79 山添村 66.56 13.27 19.94 天理市 86.37 16.97 19.65 旧室生村 107.99 0.29 0.27 合計 537.76 75.00 － 資料：国土交通省国土地理院「平成 17年全国都道府県市区町村別面積調」 ※ 布目ダム流域面積はプラニメータによる測定。 ※ 旧奈良市、旧月ヶ瀬村、旧都祁村は、平成 17 年 4 月 1 日に「奈良市」 として合併した。現奈良市の面積は 276.84km2である。 ※ 旧室生村は、平成 18 年 1 月 1 日に旧大宇陀町、旧菟田野町、旧榛原町 と合併し、「宇陀市」となった。現宇陀市の面積は 247.62km2である。 5-83 布目ダム定期報告書 5 章 水質 図 5.4.1-1 布目ダム流域市町村位置図 5-84 布目ダム定期報告書 5 章 水質 5.4.2 人口・世帯数 布目ダム流域内における人口・世帯数推移を、表 5.4.2-1、図 5.4.2-1に示す。 流域内では旧都祁村の人口・世帯数が最も多く、流域の約 65%程度を占めている。次い で、天理市、山添村、旧奈良市の順である。流域内人口でみると、S50～S55 の間、H2～ H7の間に増加傾向が認められるものの、他は概ね減少傾向を示している。 なお、旧月ヶ瀬村及び旧室生村においては、流域