広岛市感染症対策协议会患者.pdfVIP

広島市感染症対策協議会情報 公衆衛生部 　広島市感染症対策協議会のコメントと患者 が、今後の動向に注意が必要である。 発生状況、今後の流行予測を報告いたします。 　◦新型インフルエンザは、５月16日に兵庫 （森　美喜夫） 県や大阪府で渡航歴のない患者が確認さ れ、その後感染地域が拡大している。 コメント（６月分） 　　広島県内では、６月９日、東広島市在住 の50歳代の男性（米国から帰国）につい １　患者情報 て、新型インフルエンザの感染が確認さ ⑴　概要 れ、６月14日には、福山市在住の20歳代 　　定点からの内科・小児科・眼科系疾患の の男性（渡航歴なし）の感染が確認され 患者報告数は、５月は1,840人で、前月比 た。なお、広島市では、新型インフルエ 0.82とやや減少した。 ンザの患者は確認されていないが（６月 　　百日咳は大きく増加、咽頭結膜熱、流行 15日現在）、今後の動向に注意が必要で 性角結膜炎は増加、Ａ群溶血性レンサ球菌 ある。 咽頭炎、水痘、伝染性紅斑はやや増加、突 ⑶　５月の１類～５類全数報告患者発生数 発性発しんはほぼ横ばい、感染性胃腸炎、 　１類感染症：なし 流行性耳下腺炎はやや減少、インフルエン 　２類感染症：結核　19件 ザは大きく減少した。 （患者：14件、潜在性結核：５件） ⑵　特記事項 　３類感染症：腸管出血性大腸菌感染症 ５件 　◦腸管出血性大腸菌感染症は、今年は11件 　４類感染症：レジオネラ症　１件 （６月15日現在）報告されており、例年と 　５類感染症：アメーバ赤痢　２件 比べて多くなっている。気温が高い５月 　　　　　　　急性脳炎　１件 から10月ごろにかけて多発する傾向にあ 　　　　　　　劇症型溶血性レンサ球菌感染症 るので、今後注意が必要である。  　１件 　◦Ａ群溶血性レンサ球菌咽頭炎、百日咳、 　　　　　　　梅毒　１件 流行性角結膜炎は、例年同時期と比べて 　　　　　　　麻しん　２件 報告数が多い。 ⑷　今後の流行予測 　◦咽頭結膜熱、手足口病、ヘルパンギー 　感染性胃腸炎……【流