别纸样式案-atr脑情报研究所-国际电气通信基础技术研究所.docVIP

様式第１９別添 代表機関 脳科学研究戦略推進プログラム　平成２０年度委託業務成果報告書 委託業務の題目　　「日本の特長を活かしたＢＭＩの統合的研究開発」 業務実施機関　　　株式会社国際電気通信基礎技術研究所 業務主任者　　　　脳情報研究所　所長?ATRフェロー　川人光男 実施期間　　　　　平成20年7月1日～平成21年3月31日 １．委託業務の目的 感覚運動統合に関する脳機能の計算論的理解にもとづき、脳内情報を低侵襲もしくは非侵襲的に解読し、身体機能の治療、回復、補綴、補完を可能とするBMI（ブレイン?マシン?インターフェース）を開発することで研究開発拠点を形成し、臨床応用に資することを目指す。 具体的には、(1)皮質脳波(ECoG)によるBMIの開発と臨床実験、(2)非侵襲型BMIを活用したリハビリテーション手技?機器の開発と臨床実験、(3)NIRS-EEGの組み合わせによる高精度脳活動計測装置の開発、(4)サルを用いた柔軟多機能マルチ電極開発と、各種計測法による脳活動?行動?認知情報の同時記録統合データベース構築の４つを研究目的とする。そのため、パワースーツやロボットのBMIによる制御のための階層運動制御計算モデル、BMIのための脳内情報解読、BMI技術を利用した革新的な実験パラダイムの創出が主要な研究課題である。 また、本研究の社会的影響の大きさに鑑み、公開シンポジウムの開催等により、社会への情報発信と調和を目指す。データベースでは、本プロジェクトで計測したデータを広く公開し、我が国におけるBMI研究の底上げに貢献するとともに、BMIニューロインフォマティクスの基盤整備を行う。 このため、株式会社国際電気通信基礎技術研究所を中核とし、大学共同機関利用法人自然科学研究機構、国立大学法人東京大学、国立大学法人大阪大学、学校法人慶應義塾、株式会社島津製作所と共同で業務を行なう。 株式会社国際電気通信基礎技術研究所では、研究開発拠点の代表機関として、4つの研究目的のうち(1)皮質脳波(ECoG)によるBMIの開発と臨床実験、(2)非侵襲型BMIを活用したリハビリテーション手技?機器の開発と臨床実験、(3)NIRS-EEGの組み合わせによる高精度脳活動計測装置の開発について、参画機関と連携し、これらの研究目的で必要となる脳活動推定、脳情報抽出?解読、階層運動制御アルゴリズムの開発を担当する。また、自然科学研究機構と連携して、(4)サルを用いた柔軟多機能マルチ電極開発と、各種計測法による脳活動?行動?認知情報の同時記録統合データベース構築のうち、プラットフォームの構築を担当する。また脳活動推定、脳情報抽出?解読、階層運動制御アルゴリズムを公開し、国内のBMI研究全体への貢献を目指す。  ２．当該年度における成果の目標及び業務の方法 ①デコーディング手法の開発とBMI用統合データベースプラットフォームの構築 皮質脳波(ECoG)による一次運動野の脳情報の計測を開始するとともに、デコーディング手法開発の検討を開始する。また、ネットワーク基盤、システムを構築、BMI用統合データベースプラットフォームの研究チーム内試験運用を開始する。 ②階層運動制御の計算モデル構築とリハビリテーションへの貢献 学校法人慶應義塾と連携し、臨床脳活動を計測するシステムを確立し、NIRS-EEG-BMI訓練システムを構築するための基礎データを収集する。同時に、計算モデルに照らし合わせた運動機能評価手法を検討する。 ③携帯型脳活動計測?脳情報抽出システムの開発 株式会社島津製作所と連携し、当該研究機関が開発した脳活動推定?脳情報抽出システムを発展させ、NIRS-EEG複合可搬型脳活動計測システムプロトタイプを開発する。 ④プログラムの総合的推進 BMIの研究開発拠点における代表機関として、事業の進捗状況の確認、成果の取りまとめ、成果の発信及び事業の運営管理に必要な連絡調整等を行うとともに、BMIの個別研究事業との連携を図る。また、代表研究者を運営委員長として、各研究機関の研究責任者や外部の有識者等で構成されたBMI研究開発拠点運営委員会を設置し、PD及びPOの参画を得て、適宜、開催する。 ３．当該年度における実施内容?成果 １）計画に対する成果概要 ①デコーディング手法の開発とBMI用統合データベースプラットフォームの構築 デコーディング手法の開発 本年度は、多様な脳情報を読み出すことを目的として、モジュラー?デコーディングという新たなデコーディング方法を開発し、脳活動から知覚像を再構成する問題に適用した。従来のデコーディング手法では、見分けるべき条件（例えば画像の種類や運動のタイプなど）全てに対して十分な量のデータが事前に計測されていることが必要であるが、条件