科学研究费补助金-东京都立产业技术高等专门学校.PDFVIP

様式Ｃ－１９ 科学研究費助成事業（科学研究費補助金）研究成果報告書 平成２５年 ４月 ２０日現在 機関番号：５２６０５ 研究種目：新学術領域研究（研究領域提案型） 研究期間： ２０１１年度 ～ ２０１２年度 課題番号 研究課題名（和文） 輝度と立体感の順応を利用した質感再現の顕在化研究 研究課題名（英文） Enhancement of gloss perception by using high radiance and stereoscopic reproduction 研究代表者 山本 昇志（SHOJI YAMAMOTO） 東京都立産業技術高等専門学校 ものづくり工学科 准教授 研究者番号 研究成果の概要（和文）： 本研究は物体が持つ材質感を顕在化して再現する手法を明確化することである。この材 質感のうち、我々は物体表面のなめらかさ等を表現する光沢に注目して研究を実施した。 ２３年度は輝度の情報が光沢を顕在化させるのに有効であることを明らかにして，複数の 投影画像をスクリーン上で重畳させることでリアルな光沢再現を実現した。２４年度は更 なる顕在化として光沢に生じる奥行き感を付加する手法を検討した。その結果，パナムの 融合域を超える範囲（我々の実験では視差角が 40 arcmin 以上）で光沢の知覚が明確に向 上することを明らかにした。最終的には、検証した光沢の立体再現と光重畳による強度増 加を兼ね備える再現システムの構築を行った．立体画像で光を重畳する方法として，光沢 位置をスクリーン上で一致させ、逆に異なる視差を持つ物体を前後に表示することで，輝 度と立体感で光沢質感を顕在化させる再現システムを実現した． 研究成果の概要（英文）： In this research, we have developed a real reproduction method of gloss appearance based on the explicit radiance and perspective characteristics. At the first year (2011), the contribution of reflected radiance for gloss perception was clarified, and high radiance reproduction was performed by the combination of multiple projectors. At the next year (2012), the contribution of stereoscopic reproduction for gloss perception was clarified, and we found that the disparity of gloss appearance is effective to reproduce more than Panum’s fusional area. Finally, we achieved the real reproduction system of gloss appearance by combining the multiple projectors and stereoscopic reproduction, which is realized by using the synthesized gloss images on the screen. 交付決定額 （金額単位：円） 直接経費 間接経費 合 計 ２３年度