第4回-名古屋大学工学部电気电子情报工学科.PDF

4-1 固体電子工学 第4 回 結晶構造 名古屋大学工学部電気電子・情報工学科 中里 和郎、新津 葵一 4-2 結晶構造 結晶 ＝ 数個の原子からなる構成ブロックの周期的な繰り返し 構成ブロック： 平行移動して配置することにより、重なることなく 空間を完全におおうことができるブロック 例：グラフェン 構成ブロック＝ ２個の原子 で構成 4-3 結晶格子 構成ブロックを点で代表 格子点：周囲の環境が同一である点 4-4 単位胞 ： 格子点を結んだユニット 基本単位胞 格子点を平均で一つ含む単位胞 慣用単位胞 非基本単位胞であるが、対称性が良く格子点の位置関 係がつかみやすいので一般的に用いられる単位胞 4-5 ウィグナー・ザイツ(Wigner-Seitz)胞（セル） 8 1 2 0と1を結ぶ線の 垂直2等分線 3 7 0 0と2を結ぶ線の 垂直2等分線 6 5 4 0と5を結ぶ線の 垂直2等分線 基準の格子点（○）と近接した格子点を結び、 ＊ その垂直2等分線 （赤線）を引く。これらの線 で囲まれた最小の多面体領域をウィグナー・ザ イツ(Wigner-Seitz)胞あるいはウィグナー・ザ イツ・セルと呼ぶ。 ＊3次元格子の場合は垂直2等分面 ウィグナー・ザイツ(Wigner-Seitz)胞は基本単 位胞である。 4-6 ２次元格子 原点を格子点上にとると、任意の格子点は格子ベクトル a, b から次で与えられる r  ua  vb u, v : 整数 b : 格子点 a 格子ベクトルの長さを格子定数と言う。 単位胞の平行でない辺を格子ベクトルにとることが多い。 正確には基本単位胞のときにのみ、任意の格子点が上 式で表わされる。 4-7 ２次元格子 b