4.鹤の恩返し文档.doc

単語 鶴（つる） 恩返し（おんがえし） 貧乏だ（びんぼうだ） 田（た） 耕す（たがやす） 矢（や） 刺さる（ささる） 一羽（いちわ） 舞い降りる（まいおりる） 抜く（ぬく） 鳴く（なく） よしよし しんぼう おじぎ 戸（と） トントン 目がくらむ 今晩（こんばん） 泊める（とめる） 一晩（ひとばん） 嫁（よめ） 言い出す（いいだす） 働き（はたらき） 機（はた） 織る（おる） なぜ とにかく 織り始める（おりはじめる） やがて にっこり 布（ぬの） 織物（おりもの） 金持ち（かねもち） 大金（たいきん） うなずく じっと 節穴（ふしあな） 除く 助ける（たすける） 羽（はね） 織りかける（おりかける） 遠い（とおい） 鳴き声（なきごえ） 夕焼け（ゆうやけ） 響く（ひびく） 倒れる（たおれる） ふらふら ちぎれる 固い（かたい） 握手する（あくしゅする） 泣き出す（なきだす） 興奮する（こうふんする） かみつく 抗議（こうぎ） きらめく 砂浜（すなはま） とろける 輝く（かがやく） 見張る 目に見張る（めにみはる） 凍る（こうる） 北風（きたかぜ） 息（いき） 弾む（はずむ） 威張る（いばる） 振る舞う（ふるまう） 自信(じしん) 報道する（ほうどうする） 退屈する（たいくつする） 裏切る（うらぎる） 不愉快だ（ふゆかいだ） 守る（まもる） リボン 解く 尋ねる（たずねる） 宝石（ほうせき） 豪華だ（ごうかだ） 笑い出す（わらいだす） 笑い始める（わらいはじめる） じっくり 食べかける（たべかける） 書きかける（かきかける） 農家（のうか） きうきら 光る（ひかる） 畑（はたけ） 苗（なえ） 種（たね） 撒く（まく） 刈る（かる） 田植え（たうえ） 稲刈り（いねかり） 豊作（ほうさく） 耕運機（こううんき） トラクタ 鶴の恩返し 昔、貧乏な若者がありますた。 　　　ある日のことです。若者が田を耕していると、体に差が刺さった一羽の鶴が舞い降りてきました。鶴は、まるでこの矢を抜いてくれと言わんばかりに鳴いていました。「可哀そうに、よしよし、少しのしんぼうたよ」。 　　　若者は、そう言って矢を抜いてやりました。 　　　鶴は、まるでおじぎをするかのように、何ども首を振りながら、嬉しそうに飛んで行きました。 　　　その三日あと夜のことでした。若者が寝ようとしていると、表の戸をトントンと叩く音がしました。「一体こんな時間に誰だろう。」 　　　若者が戸をあけると、そこには、目も眩むばかりに美しい娘が立ったていました。 　　　「道に迷っているうちに、夜になってしまいました。申し訳ありませんが、今晩ここに泊めていただけないでしょうか。」 　　　「そうれを困りでしょう。こんな狭いところでよかったら、どうぞお泊りください。」 　　　若者はそう言って、その娘を泊めてやりました。 　　　一晩だけかと思うから、娘は、その次の日に泊めてくれと言いました。若者が、よかったら何日でも泊まって行きなさいと言うと、娘は、次の晩も、またその次の晩も泊まりました。そして、とうとう若者の嫁にしてくれと言いたしました。 　　　若者は、 　　　「貧乏な俺の嫁になっても、クロするばかりだ。」 　　　と言いましたが、娘は、 　　　「どんなに貧乏でもかまいません。一生懸命働きますから、どうか嫁にしてください。」 　　　と頼みました。もちろん、若者にとってこんなにうれしいことはありません。喜んでその娘を嫁にしまいました。 　　　娘は、美しく、優しく、そうして働きものでした。若者はまあるで夢でも見ているような幸せな気持ちでした。 　　　ある日のこと、娘は、若者に、機を織る部屋を作ってほしいと言いました。若者が機を織る部屋を作ってやると、今度は 　　　「どうか私が機を織ってるところを決して見ないでください。」 　　と言いました。なぜか尋ねると、 　　「わけは言えません。とにかく絶対に見ないと約束してください。約束破ると、私はあなたの所にいられなくなります。」と、強い調子で言いました。 　　若者が絶対に見ないと約束すると、娘はその部屋に入って機を織り始めました。やがて部屋から出てきた娘は、少し疲れた様子でしたが、にっこりと笑って、おり上がった布を若者に見せました。それは、若者がこれまでに見たことないきれいで、立派なおりものでした。 　　「娘にそう言われて、若者はそうれを街へ売りに行きました。すると、驚いたとに、町一番の金持ちが、信じなれないようなおお金でその織物をっかてくれました。 　　若者はうれしくてたまりません。うちに帰ると、むすめに、もう一回織ってくれ、と頼みました。娘はうなずいて、また部屋に入って機を織り始めました。 　　ふと、若者は不思議に思いました。 　　「どうしてあんなにきれ