赤潮等发生监视调查事业.PDFVIP

赤潮監視調査 赤潮等発生監視調査事業 増養殖環境課 西村德子・林 芳弘 赤潮調査 １ 序論 内湾域では、養殖をはじめとした様々な漁業が営まれているが、毎年のように赤潮による被 害が発生している。また、湾内の水質悪化等の問題も見られる。本事業は、プランクトン及び 環境を調査し、関連データの蓄積を図る とともに、プランクトンデータ等を漁業者等に提供す ることで漁業被害の軽減をはかることを目的とした。 調査は、主に高知県中央部にある浦ノ内湾及び野見湾（須崎湾含む）で行ったが、浦ノ内湾 の調査結果については、「土佐湾における有害赤潮等分布拡大防止事業」で報告 しているので、 ここでは野見湾の調査結果を中心に報告する。 ２ 方法 調査定点 野見湾（須崎湾も含む）で４個所の調査定点を設定した （図１）。なお、栄養塩類及びクロロ フィルａは、馬ノ背（St.2）及びガラク（St.3）の ２個所を調査定点とした。 調査回数 2008 年４月～2009 年３月に月１回の頻度 で調査した。調査日は各月の上旬に設定した。 浦戸湾 調査方法 浦ノ内湾 野見湾 水温、塩分濃度及び溶存酸素量は、YSI 社 豊後水道 製の MODEL85 あるいは 650MDS で計測した。観 宿毛湾 土佐湾 測水深は ０ｍ、２ｍ、５ｍ、10ｍ、海底直上 １ｍ（B-1ｍ）とした。 クロロフィル a 濃度は、水深 ０ｍと５ｍで St.1（湾奥観測ブイ） 採水した海水を用いて測定を行った。採水し た海水をグラスファイバーフィルターで濾過 St.2（馬の背） した後、用いたグラスファイバーフィルター を 90％アセトン 10ml に浸漬し、冷暗所で 24 時間放置してクロロフィル a の抽出サンプル St.4（津波防波堤内側） を作成した。抽出サンプル中のクロロフィル St.3（ガラク） a 濃度は、蛍光光度計 （TURNER DESIGNS 社製 10-AU Fluorometer）により測定した。 栄養塩類は、水深 ０ｍ、５ｍ、10ｍ、B-1 ｍで採