寒地に-北海道畜产草地学会.pdfVIP

J.HokkaidoGrassl.Sci.24:78-81(1990) 寒地に;)0:.けるソルガム;)0:.よび暖地型イネ科 牧草の乾物生産性 鶴見義朗・原田 文明・宮下叔郎* (北海道農試・*元北海道農試) 緒 宅三E・ 日 C4植物のソノレガム，暖地型イネ科牧草は高温，多照条件下で光合成能力が高いため，寒地における夏 期の長日条件下では多収を上げうる可能性がある。そのため，ソノレガムの各タイプの品種および暖地型イ ネ科牧草の主要草種を供試し，それらの乾物生産性を調査した。 試験 1ではソノレガムのホーjレクロップサイレージ利用としての品種，試験2ではソルガムの青刈り，サ イレージ利用としての各タイプの品種，および試験3では暖地型イネ科牧草の主要草種の乾物生産性を検 討した。 材料および方法 試験 1 ソノレガムの子実型2品種，兼用型 1品種およびソjレゴー型2品種を供試した。試験区は3反復の 2 分割区法により主区に栽植密度，副区に品種を配置した。 1区面積を 9.6m，条間60cmの条播とし，疎植 区は 1111本/a，標準区は1667本/aおよび密植区は3333本/aとした。基肥としてa当たりN 1.5kg， P0 2.1kg，K01.5kg，ょう燐5kg，苦土石灰20kg，追肥としてN0.5kg，P0 0.7kg，K00.5kgを 2 5 2 2 5 2 施肥した。 1988年 5月23日に播種し， 10月4日に刈取調査した。 試験2 ソノレガムの子実型，兼用型各l品種，ソノレゴー型 5品種?スーダン型2品種，その他スーダング ラス，テオシントおよびとうもろこし各 l品種を供試した。 2反復の分割区法により，主区に施肥量，副 区に品種を配置した。標肥区の基肥はa当たり N1.0kg，P0 1.4kg，K01.0kg，苦土石灰10kg，7月25 2 5 2 日に追肥としてN0.5kg，P0 0.4kg，K00.5kgを施用した。多肥区は苦土石灰以外は標肥区の2倍量と 2 5 2 した。ソノレガム播種量はa当たり 1509，スーダングラス 1009，テオシント3009，とうもろ乙し 600本 2 とし， 1989年5月23日に1区面積10m，条間60cmで播種した。 9月27月に刈取調査を行った。 試験3 ローズグラス (Cμorげ μyαnaKunth)，カラードギニアグラス (p仰， icumcolorα印 m L.)， カブラプラグラス (P.coloγαtumL.Kabulabulatype) ，ギニアグラス (p・ mαx~m包m Jacq.)各 1品 種，栽培ヒエ (Ecんωocμoα 叫 ilisOhwietYabuno)3品種，対照としてイタリアンライグラスおよび えん麦各l品種を供試した。試験区の配置法は試験2と同様とした。ローズグラス， Panicum属草種の播 種量はa当たり 1009，栽培ヒエ，イタリアンライグラス2009，えん麦8009とし， 1989年 5月22日 に1区面積 6:3rd，条間30cmで条播した。標準区の基肥は試験2と同量とし，刈取後にa当たりN0.5kg， P0 0.4kg，K00.5kgを施肥した。多肥区の施肥量は苦土石灰以外は標肥区の2倍量とした。えん麦は 2 5 2 8月2日に刈り取り，ギニアグラス，栽培ヒエは9月25日に刈り取った。ローズグラス，カラードギニア グラス，カブラプラグラスは8月2日， 9月25日の2番草，イタリアンライグラスは 7月19日， 8月10日， 9月25日の3番草まで刈り取った。 TDNについては栽培ヒエの早生，中生は粟飯原ら1)，その他は日本標 可 i む 円