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化学試験分野における トレーサビリティ 日本化学試験所認定機構（JCLA) 技術委員会委員長 高田芳矩 トレーサビリティー体系と不確かさ トレーサビリティー体系と不確かさ SI単位 不確かさ 基準分析法 不確かさ （Definitive Method） 一次標準物質 産業技術総合研究所 (Primary Reference Material) 計量標準センター 不確かさ 参照法 不確かさ (Reference Method) 二次標準物質 (財)化学物質評価研究機構 (Secondary Reference Material) (社)日本アイソトープ協会等 不確かさ 不確かさ 分析所で採用している分析法 分析所のデータ 計量制度小検討委員会報告書案(平成18年5月)より JCLA PR-24 テクニカルノート(3) 「JCLAの測定のトレーサビリティに関する方針」附属書B 化学測定におけるトレーサビリティ 本書は、下記原著をCITAC委員 岡本研作 博士の承諾を受け、日本化学試験所認定機構が翻訳したものである EURACHEM／CITAC GUIDE Traceability in Chemical Measurement A guide to achieving comparable results in chemical measurement 2003 http://www.citac.cc/ / はじめに 化学測定に基づいて、食品安 世界市場で正確かつ信頼でき 全、健康、環境保護に関する る計量によリ、貿易に対する技 日々何千もの決断 術的障壁の最小化 「一度試験を受けたら、どこででも受け入れられる （tested once, accepted everywhere）」 空間と時間を越えた比較の可能な信頼性ある測定結果 力量あるスタッフ、妥当性確認を行ない実証された方法、包括的 品質システム、適切な計量標準へのトレーサビリティ ISO/IEC 17025要求事項 空間と時間を越えて同等性を実 複数の測定結果を、それらとそ 現するために、あらゆる個別の の参照標準との関係を通じて互 測定結果を何らかの共通で安定 いに比較できるようにするため、 した参照標準もしくは計量標準にある参照標準に測定結果をリン リンクさせること クさせること トレーサビリティとは VIM(国際計量基本用語)の定義： 国家および国際レベルにおい 不確かさが全て表記された、 て広く受け入れられる参照標準 切れ目のない比較の連鎖を通じ を提供する取り組み と 個々 て、通常は国家標準または国際 の試験所レベルにおいてこれら 標準である決められた標準に関 の標準への必要なリンクを実 連づけられ得る測定結果または 証する取り組み 標準の値の性質 （メートル条約の加盟国による多国間相互承認） 試験所におけるトレーサビリティの確保 試験所は