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  • 2018-05-18 发布于天津
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失明予防と生活习惯-埼玉医科大学

失明予防と生活習慣 埼玉医科大学病院 眼科 米谷 新 1.はじめに 生活習慣病というとメタボリックシン ドロームを連想し、内科とは密接な関 係があるものの、「眼科は関係するの」と思われる方が多いのではないだろうか。 しかし、生活習慣病の糖尿病や高血圧などは血管に重大な障害が生じ、その 結果様々な症状を惹き起こすのです。その血管を、身体の中で直接観察出来る 場所が眼底なのです。眼科では、特殊な器械を使って、瞳孔から光を入れて眼 底を観察することが仕事の一つです。その意味から、眼科は生活習慣病の番人 ということも出来ます。 講演では、生活習慣病の代表的疾患である糖尿病による網膜症と、近年増加 している加齢黄斑変性について解説する予定です。加齢黄斑変性は、生活習慣 病ではありませんが失明する疾患であり、その発症と予防には正しい生活習慣 身につけ、上手に歳を取ることが必要なのです。 2. 糖尿病網膜症 糖尿病の種々ある合併症でも、怖いのが網膜症です。理由は、網膜症を放置 すると失明し、質の高い社会生活を営むことが出来なくなるからだ。日本では、 中途失明原因の第2位にあるが、失明者の平均年齢を考えると、働き盛りの罹 患者が多い糖尿病網膜症による社会的損失が最も大きいと考えられる。 糖尿病網膜症は、糖尿病になるとすぐに発症するわけではない。糖尿病を6 年も7年も放置しておくと発症してしま うのだ。また、発症しても視力障害な どがすぐには自覚されない。この点に、眼底疾患の早期発見の難しさがある。 だから、急激な視力障害で初めて眼科を受診することも珍しくないのだ。 糖尿病を放置しておくと、まず、網膜にある細い血管の壁が弱くなり、毛細 血管に小さな瘤が出来る。血管壁が弱いので血液が漏れ出して、小さな出血や 網膜にむくみを伴ったりもしてくる。このとき、血液の液性成分にある脂質が 網膜内に蓄積してくる。このレベルであれば、眼科治療は不要で、血糖コント ロール主体の治療を行うことになる。さらに、進行すると、細い血管が閉塞し て、血の巡りが悪くなってくる。この状態を前増殖期と云う。血管の閉塞が広 範囲に及んでくると、それを補うように新しい血管が網膜から発生してくる。 これを新生血管とよび、この状態を増殖性変化という。中等度の前増殖期、ま たは増殖期になると、内科治療だけで状態を安定させることは不可能であり、 眼科的治療が必要となってくる。網膜からの新生血管の壁はとても脆く、容易 に眼内に出血する(網膜前出血・硝子体出血)。出血の程度によって、「煤が飛 ぶような」と表現される飛蚊症や突然の視力低下を自覚する。また、新生血管 は、網膜表面にある硝子体との癒着が強く、硝子体と一緒に網膜を引っ張って、 出血だけでなく網膜剝離を惹起したりする(牽引性網膜剥離)。 視力低下の原因には、以上に述べた増殖性変化だけでなく、もう一つ糖尿病 黄斑症と呼ばれるものがある。眼底の網膜は、感度が一様なフィルムではなく、 黄斑と呼ばれる特別解像度に優れた場所がある。黄斑症では、黄斑部に分布し ている毛細血管のみが顕著に障害され、網膜にむくみを生じたり、脂肪が黄斑 に沈着する。そうすると、増殖性変化がなくても、言い換えれば、網膜症とし ては軽症であっても視力が低下する。最初に述べたように、眼底病変の程度と 視力は必ずしも一致しないのだ。もちろん、進行した増殖糖尿病網膜症では黄 斑症を伴うことが多く、視力低下の原因となっている。 眼科的治療 網膜症が進行した前増殖期、または増殖期にあれば汎網膜光凝固術で治療す ることになる。これはレーザー治療とも呼ばれ、網膜に強いレーザー光を照射 し、血管が閉塞して死にかけている網膜を凝固する。一眼3回から4回に分け て実施し、完成させるのが普通である。 黄斑症や網膜のむくみに対して、レーザー照射を局所に行う方法や、副腎皮 質ホルモン剤の眼への注射などが行われる。 増殖性変化があり、硝子体出血や牽引性網膜剥離があれば手術が行われる (硝 子体手術)。また、黄斑症に対しても、レーザー治療や薬物治療が無効であれば 手術の導入が検討される。 糖尿病網膜症は、個人個人で多彩な変化

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