津波地震-名古屋大学.PPT

1975年千島沖津波地震 最大すべり量が小さい．すべった面積が大きい 均一なすべり量！ 北海道?南千島弧の 　アスペリティの特徴 68,94 68 52,03 73 69,94 63,95 63,91 63 ★ ★ ★　津波地震 75 63 M7クラスが多発連動もあり 58?,78 Couplingが弱い？ Couplingが弱い ★ 52? ★ 1896 ★ 巨大地震が起こる大きな アスペリティがある couplingが強い領域 巨大地震が起こらない couplingが弱い領域 巨大地震は起きるが 100%couplingではない領域 津波地震ではない地震も 東北で発生！ 1896 東北地方の場合 1896年は津波地震 測線直下の構造と観測された反射波強度 太線はより強い反射波が観測されたところ 非常に薄くて遅い層が存在 （藤江他、2000) 海底構造探査でみえた強い反射面　　 津波地震とは．．． 　 体に感じる揺れの程度とは不相応に大きな津波を 伴う特殊な地震のこと 1896/06/15 三陸(M7.2), 1946/04/01 Aluetian (M7.4), 1960/11/20 Peru (M6.9), 1963/10/20 Kurile (M7.2), 1975/06/10 Kurile (M7.0), 1992/09/02 Nicaragua (M7.2), 1994/06/02 Java (M7.2), 1996/02/21 Peru (M7.5), 2004/12/26 Sumatra (M9.0) 1992/09/02 Nicaragua (M7.2), 破壊伝播速度を3km/sとしたときの各グリッドでの震源時間関数 * * 水(?)はプレート間カップリングを 変化させるか？ ー　茨城?福島沖の場合　ー 名古屋大学　　山中　佳子 昨年度のシンポジウムで 　　「プレートのお育ち説」 　　　→沈み込みに伴って深部に持ち込まれる水の量 　　　　　は，沈み込むまでにプレートがどういう状態 　　　　　にあったかによって決まるという仮説 を低周波現象から考えた． couplingが弱い領域 ?巨大地震が起こらない ?すべり量が小さいが断層 　面積が大きい 1896 東北地方の場合 1896年は津波地震 巨大地震は起き100% 　　　　　　　　　Couplingの領域 巨大地震は起きるが100% couplingではない領域 ★ 北西 南東 -80 120km (301,12,85) 1992年ニカラグア地震 Mw=7.5 Dmax=0.7m 破壊継続時間 　約８０秒 最大破壊伝播 速度3.0km/s を仮定 津波地震として 有名 規模が同じプレート境界地震との比較 2003/01/22 MEXICO (Mw=7.5) と ニカラグア (Mw=7.5) MEXICO NICARAGUA 震源時間関数 -30 50km 津波地震の特徴 ★各地点でのモーメント解放量は小さいがす 　　べった面積が大きいため規模が大きくなる． ★津波から推定されるすべり量が大きいこと 　　から浅部での剛性率の違いがありそう ★破壊伝播速度は遅くない 測線直下の構造と観測された反射波強度 太線はより強い反射波が観測されたところ 非常に薄くて遅い層が存在 （藤江他、2000) 海底構造探査でみえた強い反射面　　 東北地方のS2では horst, grabenが沈み込んでいっている (鶴 他, 2000) 反射法地震探査による 　　　　　三陸沖プレート境界の構造 ★　津波地震 68,94 68 52,03 73 69,94 63,95 63,91 63 ★ ★ 75 63 58?,78 ★ 52? ★ 1896 ★ 1896 これまでの解析からの仮説 アスペリティの場所は決まっている． 津波地震は含水率が関係か？水？が影響する場所は限られているようにみえる． ２００８年５月茨城沖地震のすべり分布 福島以南はどうだろう？ 福島沖：1938年塩谷沖以外に大きな地震は発生していない． 茨城沖：２０年に一度Ｍ７クラスが起こる 1982年茨城沖地震　Ｍ７．０ Mo=5.0 x 10**19 Nm ( Mw = 7.1 ) Depth = 13km Dmax = 0.7m -40 40km 鹿島海山 ★断層面積が広い ★すべり量が小さい 海底地震観測 （東大地震研） Mochizuki et al, 2008 沈み込んだ海山 Mochizuki et al, 2008 海山の沈み込みモデル 沈み込み始め 沈み込み始めると 上盤側に盛り上がり 海山前面では放線応力増大 →　水が集まる →　上盤側の