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はるのサクラ:ここじゃないわ。
うずまきナルト:ここでもねえってばよ。
サクラ:ここにもいないわ。
ナルト:一体、どこにいるんだよ。
サクラ:私たち、ようやくここまで来たのよ。
ナルト:どこだ。
サクラ:どこにいるの?
ナルト:サスケ!
サスケ:サクラか?
サクラ:サ、ス、ケ、君。
ナルト:サスケ。
サスケ:ナルトか。親も兄弟もねえてめえに、俺の何が分かるってんだよ。始めから一人きりだったてめえに、俺の何が分かるってんだよ。ああ?繋がりがあるからこそ苦しいんだ。親を失うことがどんなもんか。お前なんかに分かるか!
ナルト:本当だ。親子や兄弟なんて、確かにオレには分かんない。それなら。
サスケ:なんでだ、ナルト。なんでそこまでして俺なんかに。
ナルト:オレにとっちゃ、やっと出来た繋がりなんだ。だからオレは、お前を止めるんだってばよ。それなら、何であの時。
サスケ:だったら、その繋がりをオレは断ち切るまでだ。
ナルト:俺を殺さなかった。それで断ち切ったつもりかよ。サスケ!
サスケ:簡単な理由だ。お前との繋がりを断ち切れなかったんじゃない。
うちはイタチ:お前もオレと同じ万華鏡写輪眼を開眼しようものなら。但し、それには条件がある。最も親しい友を、殺すことだ。
サスケ:あいつに聞かされたやり方に従って力を手にするなら、しゃくだっただけだ。お前の命はオレの気まぐれで助かっただけだということだ。
サクラ:いつも間に。
サスケ:そう言えお前には、火影になるって夢があるんじゃなかったのか。オレを追い回す暇があったら、修行でもしてりゃよかったのに。なあ、ナルト。だから今度は、オレの気まぐれで、お前は命を落とすんだぜ。
ナルト:仲間一人救えねえ奴が、火影になんてなれるかよ。そうだろ、サスケ。
サクラ:サスケ君。
九尾の妖狐:ナルトよ。わしとお前の力を見せ付けてやれ。どうした?何を躊躇している?わしの力が必要なんだろう?さあ、誰を殺したい。分かっているはずだぞ。お前は一人では何も出来ん。封印を完全に解け!そうすればお前にすべての力を託してやる。
ナルト:どうして?
サスケ:今なら逃げる。これがお前の未知の力だったか?まさか、お前の中にこんな物がいたとはな。
九尾:そうか。うちはの者か?よくここまで成長したものだ。ナルトの中のわしが見えるまでになるとはな。忌まわしきその写輪眼、呪われた一族の力と言うわけか?
サスケ:どうやら、写輪眼を見るのは初めてではないらしいな。なら、お前が九尾の妖狐か。
九尾:その努力とわし以上に禍々しいチャクラ、かつてのうちはマダラと同じだな。
サスケ:知るかよ、そんな奴。
木ノ葉丸:見つけたか、あれ。
ウドン:こちら、異常なし。
モエギ:ターゲット把捉。
ウドン:まずいよ。町に入られちゃう。
木ノ葉丸:絶対逃がさないんだな。
女:うん?ああ!
木ノ葉丸:何だ、コレ。
ウドン:どっち行った?
モエギ:あっちよ。
女:こら、貴方たち!
男:ほら!
ウドン:ごめんなさい。
女:何すんのよ!
モエギ:すみません!
木ノ葉丸:ごめん!
手打:じゃこれ、出前に行って来る。
木ノ葉丸:わあ、退いて!
手打:えん?おお!
木ノ葉丸:ごめん、おっちゃん!
手打:こら、ナルト!じゃなかった。木ノ葉丸!
モエギ:木ノ葉丸君、ターゲット追い詰めたわ。
ウドン:急いで、逃げられちゃうよ。
木ノ葉丸:大丈―夫!
二人:木ノ葉丸君。
木ノ葉丸:捕まえたんだな、コレ。
ウドン:右耳にリボン、間違いありませんね。
モエギ:エビス先生、ターゲット?迷子ペット、トラを捕獲しました。
木ノ葉丸:任務完了だ、コレ。いや!!!!
おばさん:ああ~私のかわいいトラちゃん~~死ぬほど心配したのよ。もう、どこに行ってたの。
木ノ葉丸:あんなおばちゃんが飼い主なら、オレだって逃げたくなるんだな。
エビス:木ノ葉丸君。
おばさん:では、報酬はこの通り。さっそく帰りましょ、トラちゃん。
エビス:高が迷子の猫を捕まえるのに何時間かかってるんですか?
ウドン:だってあの猫、すごくすばしっこくて。
モエギ:すごく逃げ慣れてるみたいで。
エビス:言い訳無用!本来ならこの程度の任務、もっと迅速かつ適切に処理しなければなりません。力不足です。
木ノ葉丸:こんなしょぼい任務じゃ、オレの本当の力は出せないんだな、コレ。ねえ、イルカ先生。もっとこうすごい任務ないの?
うみのイルカ:あのな、木ノ葉丸。
エビス:木ノ葉丸君。君たちはまだ下忍になったばかりなのですよ。いきなりそんなすごい任務を任せられるはずはいでしょ?
綱手:当分はDランク任務だな。
木ノ葉丸:そんなんじゃ満足できないんだな、コレ。オレ、将来七代目火影になるんだから。
綱手:七代目?六代目じゃないのか?
木ノ葉丸:六代目は、ナルト兄ちゃん
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