京都府建筑工事検査基准.pdfVIP

京都府建築工事検査基準 建築工事検査の技術的基準に係る共通的事項 １．検査に当たっては、契約図書、その他の検査資料に基づき、給付の内容がこれらに 適合しているか確認する。 ２．外部から明視できない部分、又は、計測困難な部分の検査は、工事記録写真、監督 員の説明、その他の工事記録による。 ３．材料の検査は、材料検査結果を確認することにより行う。 ４．検査資料は次による。 (1)監督員の説明、指示書、協議書、承諾書等 (2)工事記録写真 (3)製作図、施工図、カタログ、見本品 (4)施工計画書、施工報告書 (5)材料検査結果 (6)試験・検査記録 ア 仕様書に定められた試験結果及び判定結果（コンクリート圧縮強度試験、鉄筋 圧接引張り強度試験等） イ 仕様書に定められた請負者の行うべき試験、検査の実施記録（圧接外観検査、 高力ボルト受入れ検査、タイル接着力試験、アスファルトコンクリートの密度 試験等） ウ 監督員の承諾を受けた施工計画書に定められた試験、検査の実施記録 ５．用語の定義 (1)計測とは、計測機器により寸法を確認することをいう。 (2)観察とは、目視により施工状態を確認することをいう。 (3)点検とは、建具、器具等の取付状態を目視だけによらず、手動等により確認する ことをいう。（取付けが正しく堅固か、操作しやすいか、動作に不具合がない か。） (4)資料とは、上の４．に掲げた検査資料をいう。 (5)写真とは、工事記録写真により工事施工過程及び外部から明視できない部分の施 工状態を確認することをいう。 検査 工種 区分 検査方法 検査の着眼点 項目 1.指定仮設 施工 観察、資 ・設計図書に指示された指定仮設について形状・寸法、 仮設 全般 料 位置、数量 工事跡片付け 工事用 観察 ・完成検査時にはすべて撤去され、建物の内外及び敷地 及び清掃 仮設物 内は十分に清掃されていること。 2.地耐力試 地盤 資料 ・試験方法、試験地盤深さ、位置、土質 土工験 ・試験報告書により、支持地盤が設計耐力を有している 事 か、不足している場合は設計上の対策が講じられてい ること。 山留め、 施工全 観察、資 ・山留めの施工計画書の確認 構台 般 料、写真 ・設計図書に山留め工法指定のある場合、工法、敷設範 囲、長さ等 ・設計図書に変位管理の指定ある場合、管理状況と変位 データ ・設計図書に支保工の指定のある場合、敷設範囲、長さ 等 ・設計図書の指定と実施の違いがあれば事務処理につい て確認 ・参考図の場合も、指定に倣って処理方法を確認 根切り 施工全 観察、資 ・設計図書に指定のある場合、工法、形状、寸法、数量 般 料、写真 ・直接基礎の場合は、支持地盤の土質標本 残土処分 施工全 資料 ・指定地処分の場合、処分先を確認、処分先が異なって 般 いれば事務処理の確認。設計図書に搬出量