山国川水系河川整备基本方针案-国土交通.PDF

資料２－４ 山国川水系河川整備基本方針（案） 平 成 1 8 年 7 月 国土交通省河川局 目 次 １．河川の総合的な保全と利用に関する基本方針 ・・・・・・・・・・・ １ （１）流域及び河川の概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ １ （２）河川の総合的な保全と利用に関する基本方針 ・・・・・・・・・・ ４ ア 災害の発生の防止又は軽減・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・ ４ イ 河川の適正な利用及び流水の正常な機能の維持・・・・・・・・・ ５ ウ 河川環境の整備と保全・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・ ６ ２．河川の整備の基本となるべき事項 ・・・・・・・・・・・・・・・・ ８ （１）基本高水並びにその河道及び洪水調節施設への配分に関する事項 ・ ８ （２）主要な地点における計画高水流量に関する事項 ・・・・・・・・・ ９ （３）主要な地点における計画高水位及び計画横断形 に係る川幅に関する事項 ・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・１０ （４）主要な地点における流水の正常な機能を維持 するため必要な流量に関する事項 ・・・・・・・・・・・・・・・１１ （参考図）山国川水系図 巻末 １．河川の総合的な保全と利用に関する基本方針 （１） 流域及び河川の概要 やまくにがわ な か つ やまくに ひ こ 山国川は、その源を大分県中津市山国町英彦山（標高1,200m）に発し、同市山国町、 や ば け い やまうつり あ と だ さ ん こ う つ ち だ 耶馬溪町を貫流し、山移川・跡田川等の支川を合わせ、同市三光土田にて中津平野に ともえだ くろ な か つ す お う な だ 出て、友枝川・黒川等を合わせ、山国橋下流で中津川を分派して周防灘に注ぐ、幹川 2 流路延長56km、流域面積540km の一級河川である。また、跡田川合流後は大分・福岡 両県の境に位置している。 その流域は、中津市をはじめとする3市3町からなり、流域の土地利用は、山地等が 約91％、水田や畑地等の農地が約7％、宅地等の市街地が約2％となっている。 流域内には、景勝地「耶馬溪」を生かした観光産業が重要な位置を占めており、多 くの観光客が訪れる大分県の代表的な観光地である。また、山国川は、大分県北部の にっぽう 中心都市中津市を貫流し、沿川には、福岡県と大分県を結ぶＪＲ日豊本線、国道10号、 212号等の基幹交通施設が存在し、交通の要衝となるなど、この地域における社会・ 経済・文化の基盤を成すとともに、豊かな自然環境に恵まれていることから、本水系 の治水・利水・環境についての意義は極めて大きい。