卷五述霍乱-森立之‘伤寒论考注’.PDF

卷五述霍亂 霍亂編在 本經 、未万審 意義 、汪氏以爲 雜病論所 万錯、或曰、厥陰篇有 吐利諸條 、後人 二 一 二 一 二 一 二 一 以 霍亂亦有 吐利 、仍摭 於雜病中 、以附 其後 、正與 痙濕暍倶有 表證 、故掲在 太陽 三 二 一 二 一 二 一 下 二 一 中 之前 同 其例 、但彼則金匱具載、此則金匱不万録、故今人無 知 其爲 雜病論之遺 者 、 上 二 一 下 三 二 一 上 且脈經敘 霍亂轉筋 、在 百合狐惑後、中風歴節前 、外臺引 本篇 、曰出 第十七卷中 、 二 一 二 一 二 一 二 一 並可万徴也、此説似万是、 乱 傷寒論 つまび まじ 霍亂 編が本經 に在る、未だ意義審 らかならず、汪氏以て雜病論が錯 わる所と爲す、 或いは曰く、厥陰篇に吐利諸條有り、後人霍亂亦吐利有るを以て、仍なお雜病中より摭ひろい、以 て其後に附ける、正に痙濕暍倶に表證有り、故に掲かかげて太陽の前に在ると其例を同おなじく す、但彼は則ち金匱具ことごとく載せ、此は則ち金匱録せず、故に今人其雜病論の遺と爲すを ＊ 叙・のべる 知る者無し、且つ 脈經霍亂轉筋を敘 に、百合狐惑の後、中風歴節の前に在る、 ＊＊外臺本篇を引き、曰く第十七卷中に出ると、並徴しるしとすべし也と、此説是に似る、 ＊脈經霍亂轉筋を敘に、百合狐惑の後、中風歴節の前に在る、 脈經卷八・平陽毒陰毒百合狐惑脈證三・平霍亂轉筋脈證四・平中風歴節脈證五 ＊＊外臺本篇を引き、曰く第十七卷中に出ると、 （傷寒論・弁脈法第一・・太陽病上第五・・霍亂病第十三・・發汗吐下後病第二十二） 外臺卷六霍亂及嘔吐二十九門・霍亂後脈絶手足冷方四首 仲景傷寒論、既吐且痢而大汗出、小便復利、或下利淸穀、裏寒外熱、脈微欲絶、或發熱悪寒四肢拘急手足厥逆者、四逆 湯主之・・又吐已下斷、汗出厥冷、四肢拘急不解、脈微欲絶者、通脈四逆湯主之・・傷寒論中、又有療諸發熱霍亂者、 審取之、忌海藻菘菜猪肉、並出第十七卷中、 東洋医学善本叢書「宋本外臺秘要方」 森立之は此仲景傷寒論云々出第十七卷中は、蓋し仲景已後以後記する所、王叔和の語氣に似る、とする。詳細は森立之 「傷寒論攷注」の霍亂篇二條を参照。 霍亂者、内有万所万傷、外有万所万感、揮霍之閒、便致 撩亂 、是也、 二 一 霍亂とは、内に傷やぶれる所有り、外に感ずる所有り、揮霍はやいさまの閒、便すぐに撩亂みだれあ うを致す、是也、 霍亂所万因、巣源千金、其説明覈、蓋本 諸肘後 、要万之内無 飮食宿滯 、何以有 腹痛吐 二 一 二 一 二 瀉 、外無 邪氣感觸 、何以有 揮霍撩亂 、可万知 外内相搏而發 矣、其病大抵夏秋爲万 一 二 一 二 一 二 一 多、而或因 傷暑 、或因 失万覆受 万冷、然春温冬寒、亦閒有万之、蓋其邪雖万不万一、唯 二 一 二 一 飮食傷、則均所万不万免云、 「諸病源候論」隨巣元方 「備急千金方」唐孫思邈 あきらかにしらべる こ 霍亂因る所、巣源 千金 、其説明覈 、蓋し諸 れ肘後葛洪「肘後備急方」晋代 を本とする、之を要するに内に飮食の宿滯無