地球観测実习重力観测.PDF

地球観測実習 重力観測 実習日：2016年7月29 日～31 日 発表日：2016年9月16 日 発表者:臼田優太・小森純希・武田 海 重力の原理 ・観測値の重力（ ）とは： = + + [Gal](=[cm/]) :万有引力による加速度 ：遠心力による加速度（赤道に近づくほど大きい） :地球の公転や月の万有引力による潮汐加速度 潮汐 重力変化の原理 • 地形の隆起・沈降 隆起 万有引力 ∝ 地表 隆起 → 重力小、 沈降 → 重力大 沈降 ・地下にある流体の移動 万有引力 ∝ 地表 マグマ上昇 → 重力大 マグマ マグマ下降 → 重力小 上 下 昇 降 観測の目的 ・浅間山近傍における重力変化の検出 →浅間山近傍の重力変化の原因を考察する。 ラコステ重力計 ・おもり（Mass）に働く重力によって零長スプリング (Zero Length Spring)が伸縮し、おもりやレバーが上 下する ・おもり、ビーム（Beam）の位置が一定になるよう に調整 ・調整量が重力に比例することから重力変化を測 定できる ・温度変化によるバネの伸縮がしないように、内部 は恒温（約50℃）となっている 数cmの重力差を検出可能 観測の概要ー測定手順①ー 1.ケースから重力計本体を取り出し，静かに測定地点に置く． 2. 検流計を接続する． 3.地面に対し水平になるように気泡管を調整 重力計 4. 移動時にビームが動かないようにしているクランプを外す． 検流計 気泡管 クランプ 実際の設置風景 重力計操作面 観測の概要ー測定手順②ー ダイヤル • 5. ダイヤルを回して検流計の針が0Aになるように調整する． カウンタ 針が0A になったときの値が，読み取り値である．