庄屋组头小头勤向.DOC

４　庄屋組頭小頭勤向 椿岩助の写した　　　　藩法集「鳥取藩在方法度」に未載の「庄屋?組頭?小頭勤向」と題する令達文で、大庄屋であ ?鳥取藩在方法度?　　った田後の椿岩助の記録である。 　　　　　　　　　　　　　御書写し　　　　読合済 　庄屋組頭小頭勤向 　　　　　　　　　　一人別手前（百姓各々）作高調之儀者毎年植付済次第組限り小頭より取調、当作増減之場所不レ洩様、右小頭より組頭江申出、組頭より者其場々々を書付ニして庄屋江差出し、帳面消載畝高括り等者庄屋仕役之事、（この畝高調のことは天保年間水下の例が筆者の手許にある） 　　　　　　　　　　一田方当作帳出入付替庄屋引受之事、 　　　　　　　　　　一初秋小頭組内立会人別当作立毛見積萬々取計、畢而小頭共より為ニ差出一御年貢請合帳者組頭より相認、庄屋江差出し、庄屋奥書致し、中庄屋江差出可レ申事、 　　　　　　　　　　一、等一々入念庄屋より取調、誰者何拾何俵、誰者何俵何斗之定米と申儀帳面ニ認、其内早稲?中稲米者永年請合帳石数之通、不足無レ之様、夫々江割付残米何程、晩稲収納与申儀書付ニして、庄屋より組頭江相渡し組頭手前江写し置、小頭江相渡し小頭手前江茂写し取、組内江相渡し夫々収納割日限之通、小頭者其組内を取立、組頭江収納可レ致ニ勘定一、組頭者庄屋江致二勘定一、庄屋者中庄屋江可レ致ニ勘定一候、右れ茂り、御納所少し茂滞無レ之様可レ致ニ皆済一事、 　　　　　　　　　　一収納中、只今迄壱ケ村江壱枚宛相渡し来り候得共、以来組頭壱人江壱枚宛相渡し候間、組頭名前書付御蔵所江差出し御蔵通組頭銘々ニ受取置、払度毎払人江レ出し付貰ひ可レ申、勿論御蔵払米帳人別座分帳共組頭銘々ニ、払度毎ニ右両帳江無ニ失念一、払人共江為ニ付留一、通与帳面与引合見可レ申、并組下御納所手後れ候者者無レ之哉、度々取調無ニ油断一心を付可レ申事、 　　　　　　　　　　一納所払米、是亦右ニ准し可レ申事、 (二)　　　　　　　　　　一初秋庄屋より配下之村之人別持高?免割致し、物成?夫口??藁?繩代米共算当致し、一村毎ニ乄上ケ其村上納辻（辻ハ合計のこと）ニ引合、夫より四年以前卯十一月申渡候定之通、取立物明細ニ書載、人別取立帳組頭を始として其組下限り壱冊宛ニして、五人組限り部分ケ認、其組頭々々江預らせ置、且五人組限り之人別取立帳壱人限り追而綴分ケ相成り候様紙替りニ写し、庄屋より組頭江相渡し組頭より小頭江預らせ置、次第、其組頭々々より其組下人別乄詰差引厳重取調、手尻取立之儀者小頭取集、一組限其組頭江致ニ勘定一、組頭者其組下不レ残不足無レ之様取立、右組頭手前江預り居申取立帳江相添庄屋江可レ致ニ勘定一、其節小頭江預り居申五人組限り之取立帳も庄屋手前江一旦取戻し両帳引合少しも喰違無レ之上ニ而綴ほどき壱人別江分ケ渡させ可レ申、是則只今迄庄屋共より人々江遣し来り之落しニ有レ之候、扨又庄屋共者其配下之村々悉皆之詰勘定少しも無ニ遅滞一中庄屋江可レ致二皆済一事、 (二) 　　　　　　　　　　　　但し、他村抜高之分是亦庄屋引受具サ書付地主方之庄屋江相廻し、自村高同様為二取立一無滞請取、村辻江相加へ（村の惣計に加て入れること）中庄屋江可レ致二皆済一事、 　　　　　　　　　　一大豆懸り算当取立方とも御年貢取立レニ同意一事、（大豆?正米換算のことは前掲の通り） 　　　　　　　　　　一人別縁談嫁取?聟取或者生死等而宗門出入　　儀者其小頭より取糺し其組頭江申出、組頭よ り書付ニして庄屋江差出し、帳面消載乄括り等者庄屋仕役之事、 　　　　　　　　　　一三歩御貸米人別割并印形帳認方共、庄屋引請可レ申、尤人別判形者庄屋?組頭立会見届可レ申事、 　　　　　　　　　　一年中宗門方諸帳面?血判帳?近村定米請帳?勘定目録?村遣帳其外中庄屋江差出候帳面類者何ニ不レ寄庄屋引請相認可レ申事、 　　　　　　　　　　一御普請丁場出人夫御入用物等中庄屋より触渡し候ハゝ庄屋より組頭々々江割付、組頭より銘々組下江早々触付可レ申事、 　　　　　　　　　　　　但し、人夫通者組頭銘々ニ、前月之人夫通翌月朔日無レ滞組頭々々より庄屋江相廻し、庄屋手前江写し取置、早速中庄屋江差出し可申事、 　　　　　　　　　　　　り、組頭弐人以上有レ之村方者人夫通庄屋手前江取集候上、辻帳認、一所ニ綴り中庄屋江差出可レ申事、 　　　　　　　　　　一而御用向之儀者、庄屋より組頭々々江触渡し、組頭より銘々組下江申渡し候者勿論ニ候得共、 或者（訴訟?犯人）呼集等之儀者便利ニ従ひ組頭年行司より直ニ人別江触付候共不苦事、 　　　　　　　　　　一公私之用談只今迄致し来候向茂間ニ者有レ之由ニ候得共、、レニ一、殊ニニ 　　　　　　　　　　　　　　　　　一、組内之儀者其組限り小頭宅江寄合申談、小頭より組頭江申出、其組頭一存不能儀者其村司宅江寄合、相談之上