Ⅰ 口腔医学カリキュラム作成の取组.pdfVIP

目 次 はじめに … 1 Ⅰ 口腔医学カリキュラム作成の取組 … 2 Ⅱ 海外視察 …11 Ⅲ 口腔医学シンポジウム …22 Ⅳ FD 研修について …29 Ⅴ SD 研修について …33 Ⅵ 教職員短期研修について …37 Ⅶ 社会への情報発信 …38 Ⅷ テレビ会議・授業システム …43 Ⅸ e-learning システム …46 【資料】 はじめに 平成20年度に開始された戦略的大学連携支援事業「口腔医学の学問体系の確立と医 学・歯学教育体制の再考」は、平成21年度に入り具体化に向けて動き出した。事業内容 は平成20年度と同様に、口腔医学カリキュラム作成、海外視察、国内シンポジウムの開 催、FD研修会やSD研修会の実施、社会への情報発信、テレビ会議・授業システムについ てであったが、前年度に比べ、内容や量ともに増加した。平成22年度では平成21年度と 同様に、口腔医学カリキュラムを作成し、それに基づいて、テレビ授業システムを使っ た8大学共通講義を実施した。海外視察、国内および国際シンポジウムの開催、FD研修会 やSD研修会の実施、および社会への情報発信事業を行い、連携大学間とテレビ会議を行 い、事業を円滑に実施できた。さらに平成22年度は、連携大学の教職員をほかの連携大 学に派遣し、教務や学務、および事業実務を行う実践的研修を行った。これにより大学 間の人的交流が飛躍的に改善し、各大学間の意志疎通の向上と、実務処理能力の開発が 図られた。 口腔医学自己点検・評価委員会では平成20年度から平成22年度の間に必要に応じて相 当数の委員会を開催し、それぞれの事業の現状、自己評価、改善方策について点検・評 価を行い、種々検討を重ねてこの報告書を作成した。「現在の医学・歯学教育体制の改 善を図り、医学・歯学の垣根を超えた一体教育を実現する」という最終的な目標を達成 するために、今後多くの医学歯学関係者がこの報告書を活用されることを希望する。 平成23 年3 月 口腔医学自己点検・評価委員会 口腔医学自己点検・評価委員 北海道医療大学 中山 英二 岩手医科大学 武田 泰典 昭和大学 立川 哲彦 神奈川歯科大学 荒川 浩久 鶴見大学 福島 俊士 九州歯科大学 高田 豊 福岡大学 出石 宗仁 福岡歯科大学 谷口 省吾 1 Ⅰ 口腔医学カリキュラム作成の取組 １）現状 Ａ．口腔医学カリキュラム作成担当者会議 （１）平成20 年度 年間の会議の議事の要旨を【資料 I-1】に示す。会議では8 大学間での口腔医学に関 する講義形式の方向性、海外視察についての議論があった。その中で、講