火山参考资料.pdf

火山参考資料 平成３０年７月１８ 日 原子力規制部 地震 ・津波審査部門 〇噴火現象について 〇噴火の様式（タイプとステージ）について 〇火山爆発指数について 〇個別火山の噴火事例について ・ピナツボ （フィリピン）【1991/6/12，VEI:6】 ・セントヘレンズ （米国）【1980/5/18，VEI:5】 ・エルチチョン （メキシコ）【1982/4/4，VEI:5】 ・桜島（大正噴火）【1914/1/12，VEI:4】 ・雲仙普賢岳噴火【1990/11/17】 ・霧島火山（新燃岳噴火）【1990/11/17 VEI:3】 ・昭和新山【1943/12/28】 〇モニタリングについて 〇トモグラフィー解析について 1 火山噴火現象について 第６回技術講習会資料(2017)より引用 2 噴火の様式（タイプ）について キラウエア火山の溶岩流 1970年9月 秋田駒ヶ岳の噴火 ハワイ式噴火(Hawaiian eruption) ストロンボリ式噴火(Strombolian eruption) 低粘性の玄武岩質溶岩が噴泉として割れ 目から噴出する噴火タイプ。 比較的粘性の低い玄武岩質マグマの間欠的爆発による噴火で、火口か 溶岩噴泉から落下したマグマのしぶきは溶結し、二次流動するほど低粘 らマグマの破片やしぶきが火山弾・スコリアなどとして放出される。火口の 性である。その場合、火口から直接流出した溶岩流とほとんど区別ができ 周囲には円錐形の火砕丘が生じる。マグマの粘性がより低ければ溶岩噴 ない。このような噴火による薄い溶岩流が積み重なって盾状火山を形成 泉を特徴とするハワイ式噴火に、また粘性がより高ければブルカノ式噴火 する。ハワイのキラウエア火山、マウナロア火山が挙げられる。 にそれぞれ移行する。地中海に浮かぶイタリアのストロンボリ火山の噴火 形態に由来し、日本では伊豆大島、阿蘇山、諏訪之瀬島でよく見られる。 1988年2月17 日 桜島の噴火 1950年5月18 日 セントへレンズ火山 ブルカノ式噴火(Vulcanian eruption) プリニー式噴火(Plinian eruption) 日本に多い安山岩質の火山でしばしば見られる激しい爆発的な噴火様 西暦79年、イタリアのベスビオ火山で起きた爆発的噴火を調査 ・記録し 式である。マグマの粘性が高いため、閉塞された火道の地下でガスの圧 たプリニウスにちなんで名付けられた。この噴火で火口から13kmも離れた 力が高まり爆発的な噴火となる。火山弾・火山れき ・火山灰などの多量の ポンペイの町が軽石で埋没した話は有名。大量の軽石や火山灰が火口 火山砕屑物を噴出するほか、溶岩流や火砕流を伴うことがある。 から空高く噴出し、成層圏に達する巨大な噴煙の柱が立ち上がる。風下 イタリアのブルカノ火山の噴火形態に基づいて命名され、日本では1960 では軽石や火山灰が広範囲に降下し、火砕流を伴うことがある。極めて粘 年以来続いている桜島の噴火が典型的な例 。 性の高い流紋岩質マグマの噴火でよく見