戸田盛和電磁気学30講(物理学30講シリーズ6,1996).pdf

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物理学30講シリーズ6 戸田盛和著 電磁気学30講 朝倉書店 は し が き  本書では,電気 と磁気 に関する基本的な現象か らは じめて,で きるだけ統一的 で簡潔 な電磁気学の解説 を試みた.  電流の磁気作用や電流 どうしの相互作用 を調べたアンペールは,これ らを遠隔 作用 として把 えた数学的理論 を構築 したが,そ の後間もな くファラデーは電磁誘 導などの現象 を発見 し,電磁現象を広 く説明す る電磁場の概念 を導入 した.電磁 場の理論はマクス ウェルの電磁気学 として完成 され,さ らにヘルッ,ロー レンッ を経て,アインシュタインの特殊相対性理論へ とつながるのである.  本書は 3つの部分で構成する考 えで執筆 した.そ の第 1の部分では,主 に真空 中の電磁現象 を扱 う.電磁場の基本的なあ り方 は,物質のない真空 中の場であ り,電場E と磁場H とで記述 される.複雑 さを避 けるため,真空中の電束密度 D=ε0Eと磁束密度B=μ0Hとは,原則 として用いなかったが,ロ ー レンツ力 の記述では慣用 に したがって磁束密度 を使 った.磁荷や双極子な どの説明も含め たので,この第 1の部分は予定 よりも長 くなったきらいがある.  第14講には じまる第 2の部分では,電気力線 と磁気力線の束,す

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