优良种教材苗生产目的林木育种事业(1).pdfVIP

　優良種苗の生産を目的とした林木育種事業は、昭和32年から始まり約半世紀が経過しました。この林木育種 事業は各都道府県、森林管理局と役割を分担した共同作業で実施し、この間、精英樹の選抜、精英樹のクロー は じ め に ン増殖、検定林の設定、そして検定林の調査と解析を行ってきました。 　北海道育種場においては、平成16年度に、国有林に設定されている次代検定林の15年次の評価と民有林に設 定されている次代検定林の20年次の評価を記載した 「北海道育種基本区トドマツ精英樹特性表」を公表しまし た。今回のトドマツ推奨品種は、この精英樹特性表の中から、17箇所の次代検定林に共通して植栽されている 80家系の15年次の成長 ・胸高直径 ・生存率の評価を基に、道内のどの地域においても成長が優良な　8品種を選 択したものです。 　この推奨品種毎に種苗配布区域別の樹高、胸高直径、生存率の評価を記載しています。また、利用者への参 考として、親クローンの25年次の樹高、胸高直径、クローネ幅の　3特性と、推奨品種の適応地域及び環境条件 等を記載し、推奨品種の写真及び選抜位置を表示しました。併せて推奨品種が植栽されている採種園名を記載 しました。これらの採種園では、推奨品種の球果採取を優先して行うなど、今後、生産される種子の品質を更 に向上させるために、北海道育種場、北海道森林管理局、北海道が連携して取り組みます。 　北海道育種基本区における林木育種事業は、上述の成長性、通直性の改良から開始され、気象害抵抗性、病 虫害抵抗性へと進んできました。今後の方向としては、これらの性質を合わせ持った品種、材の強度や含水率 などの性質が優れかつ比較的均一なもの、また成長が良く容積密度の高い温暖化対策品種などの開発を考えて います。これら今後の方向につきましても皆様のご意見をいただければ幸いです。 　　平成18年　3月 独立行政法人　林木育種センター　理事長　　　 田 野 岡　　章　 Ⅰ　特性表の説明 １．特 性 表 概 要 ……………………………………………………………………… 1 ２．評価区分の選定基準 ……………………………………………………………………… 1 ３．特 性 表 の 見 方 ……………………………………………………………………… 1 目 次 目 次 ４．評価 の対象 形 質 ……………………………………………………………………… 2 ５．特性 評価 の方 法 ……………………………………………………………………… 2 Ｃ Ｏ Ｎ Ｔ Ｅ Ｎ Ｔ Ｓ ６．育種基本区、育種区 ……………………………………………………………………… 2 ７．推奨品種の入手法 ……………………………………………………………………… 4 Ⅱ　推奨品種特性表 北海道育種基本区トドマツ推奨品種一覧表 ………………………………………………… 6 西 南 部 育 種 区 ………………………………………………… 7 東 部 育 種 区 ………………………………………………… 13