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理化学研究所・計算科学研究機構 富田浩文 内容 気候モデルにおけるHPCの必要性 高解像度化する意味はあるか？ 物理モデルの精緻化 ポストペタ、エクサスケールマシンでの気候モ デルの方向性 アーキテクチャ方向いかんで決まる（かもしれ ない）。 まとめ 2 気候モデルでのHPCの必要性 計算量が増大する三つの軸： 高解像度化 サブグリッドスケール現象（乱流や雲）のパラメータを排除 雲対流系まで解像 e.g. NICAM,NHM,WRF モデル要素の複合化・精緻化 精緻化されてきたプロセスモデルの統合 大気・海洋・陸面モデル＋炭素循環＋生態系＋… e.g. MIROC‐ESM アンサンブル数の増大、積分期間の延長 より統計的な評価のため 非線形系の予測には必須 バランスが重要 3 高解像度化が必要なわけ 大気モデルを例に・・・・ 雲が、力学的にもエネルギー収支的にも支配する世界 4 Cloud! Cloud! Cloud! Various cloud types exist in our earth! cumulus Shallow cloud cirrus Very difficult to model the cloud! 5 気候モデルを高解像度化する意味（大気モデルを例に） 大気現象の空間スケールと階層構造 スーパークラウドクラスタ～数1000km MJO クラウドクラスタ～数100km 積雲 １0km １km １0km 地球の直径12740km 6 熱帯季節内振動に伴う諸現象 Intra-seasonal variabilities Typhoon Monsoon trough MJO Super cloud cluster 7 雲はなぜ重要？ 大気大循環のエンジンとして: 熱帯の雲は、熱を中緯度方面へ運ぶ重 要な役割をになう。 熱帯の雲： 階層構造 クラウドクラスター