暴力団対策 ～安全保障政策第１.pptVIP

* 【ポイント】 　指定暴力団俠道会系組員が，広島県知事の許可を受けずに 産業廃棄物収集会社を営業したとして，検挙した事案。 　暴力団組員が経営に加わると許可が出ないことから，親族 を社長に据え，それを隠れ蓑にして経営を行い，不法に利益 を得ていた。 20. ⑤暴力団の特徴的傾向　あとを絶たない銃器発砲事件 ～最近の新聞記事から * 【ポイント】 　平成７年８月ころ，京都市内でのけん銃発砲事件に伴う警戒に 当たっていた京都府警の捜査員が，対立抗争の相手と勘違いした 山口組系組員に短銃で撃たれ死亡する事件が発生。 　死亡した捜査員の親族が，損害賠償請求の訴訟を提起した結果， 最高裁において 　　　山口組組長に使用者責任がある とした上で，同組長に損害賠償を命ずる判決が言い渡された。 20. ⑤暴力団の特徴的傾向　あとを絶たない銃器発砲事件 ～最近の新聞記事から * 仮装?隠匿が300件 暴力団対策～安全保障政策第１２回～ * 三大組織への集中 平成2年末 平成17年末 ※ 暴力団構成員及び、準構成員の各団体の占める割合を示したもの。 住吉会 9.3% 稲川会 9.3% その他 51.7% 山口組 29.7% 住吉会 14.5% 稲川会 11.0% その他 27.0% 山口組 47.5% * 暴力団の本質 博徒 的屋 愚連隊 暴力性 組織性 利欲性 暴力団 * 暴力団犯罪の特色 暴力性→殺人は一般人の３倍。暴力犯多い。 銃器→発砲の７割、押収丁数の半数 薬物→検挙人員の半数、暴力団収益の 　　　　　　　３～４割（５０００億？） 経済活動悪用～闇金、地上げ、総会屋 外国犯罪組織との連携 * 暴力団と覚せい剤 H16.12.20 中国新聞（朝刊）より抜粋 薬物乱用による各種障害 １　覚せい剤 神経を興奮させる作用～後の脱力感、疲労感、倦怠感 幻覚や妄想～錯乱状態による犯罪の惹起 急性中毒～死亡 ２　大麻 視覚?聴覚等の感覚が過敏～思考分裂、感情不安定 幻覚や妄想～無動機症候群 身体的影響～生殖機能への支障～不妊?流産　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 * 資金獲得活動の多様化 暴力団犯罪の変化 伝統的資金源 民事介入（債務整理）?行政対象暴力（公共工事） 覚せい剤の密売、恐喝、賭博 暴力団の資金獲得活動の変遷 崩壊後 バブル 経済 窃盗?強盗、詐欺 企業活動介入～不動産売買、建設業、株取引 金融不良債権処理への介入 →企業経営へ（建設、産廃、金融） * 企業犯罪（経済不正）と暴力団 証券取引～不当要求 インサイダー取引 損失補てん、利益供与 上場利益～未公開株不正取得、創業者利益 整理屋?乗っ取り屋 架空債務負担→手形乱発?資金流用?担保提供→企業財産を食いつぶす 第3者割当増資引き受け、架空増資で不当利益 * 暴力団の企業化 H16.3.1　中国新聞（朝刊）より抜粋 * 外国人犯罪組織との共犯事件 首都圏での侵入窃盗?緊縛強盗 　?狭山市での侵入強盗（1億4000万） 　　→日本人が運転、中国人が犯行 自動車窃盗、薬物売買 旅券偽造、カード詐欺 　 * 暴力団対策 個別事件の検挙では、「しっぽ切り」で終わり！ 　　 暴力団対策法?活動をやりにくくする施策 反社会的存在と位置づけて各種行政命令 社会全体で暴力団排除運動 組織壊滅?組織犯罪処罰法（ｃｆ：ＲＩＣＯ法） 重罰化 犯罪化（マネロン行為） 資金源対策→マネロン規制、収益没収　 　　 (暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律) 平成３年公布?平成４年３月施行 一定の要件に該当する暴力団を指定暴力団とする 「その暴力団員が集団的に又は常習的に暴力的不法要求行為等を行うことを助長するおそれが大きい暴力団」 暴力的要求行為の禁止 都道府県公安委員会による予防的命令 暴力団対策法の概要　１ * 暴力団対策法の概要　２ 公安委員会が行政命令 暴力的要求行為中止命令（2488件：H18年） 再発防止命令（128件） 事務所使用制限命令～対立抗争減少へ 組長の無過失損害賠償責任 対立抗争時の損害補償 ＜第９条＞ 指定暴力団員は、その者の所属する指定暴力団等又はその系列上位指定暴力団等の威力を示して次に掲げる行為をしてはならない。 ～民事介入暴力の典型的なものを暴力的要求行為と規定 例：?不当贈与要求（賠償、購読料名下に金品を要求） 　　　?用心棒代要求 　　　?みかじめ料要求 　　　 暴力的要求行為 損害賠償?使用者責任 ＜第１５条の２＞ 　指定暴力団の代表者等は、他の指定暴力団との対立が生じ、これにより??指定暴力団員による暴力行為??が発生した場合において、当該暴力行為により他人の生命、身