水环境再生担体导入植栽浄化技术.pdfVIP

水環境再生のためのセラミックス担体導入植栽浄化技術による保全対策の高度化 ○木持謙 （埼玉県環境科学国際セ），正田武則（(株)AZMEC）， 三上恭弘，常田聡 （早稲田大学） Advanced Technology for Purification of Polluted Water Environment Using Zeolite-Containing Ceramics Blocks and Aquatic Plants, by Yuzuru KIMOCHI (Cent. Environ. Sci. Saitama), Takenori MASADA (AZMEC Co.), Yasuhiro MIKAMI, Satoshi TSUNEDA (Waseda Univ.) 1.はじめに 三角フラスコに導入し，NH -N 4.0mg･L－1，NH -N 4.0mg･ 4 4 湖沼等の富栄養化防止を図る上では，窒素 ・リン対策が必 L－1＋ATU （硝化抑制剤）添加，対照 （Blank）の3 系を設定 要不可欠である。その場合，コストやエネルギー消費の少な し，NH -N とNO -N を中心とした水質変化を基に解析した。 4 3 い，環境低負荷型の水質浄化手法，その中でも生態工学を活 用した水質浄化技術の適用が効果的である。 3.結果および考察 天然にも人工的にも存在する多孔質アルミノケイ酸塩で 3.1植栽環境特性 あるゼオライトは，富栄養化の原因物質である窒素 （NH4+） Run1 においては，水温，DO，pH 等が昼夜で大きく変動 に高いイオン交換能を有していることから，水質浄化材料と し，特に夏季に顕著であった。これに対してヨシ植栽を施し して期待されている。本研究では，従来では耐熱性や強度の た系 （Run2 およびRun3）では，それらの変動幅は小さなも 問題から成形が困難であったゼオライトを含有するセラミッ のであり，ヨシ植栽は環境を安定化させる効果があることが クスと，日本全国に分布する抽水植物であるヨシの植栽を組 明らかとなった。 み合わせて活用した，多自然型水質浄化システムの開発を行 3.2窒素除去特性 った。ここで，ゼオライト含有セラミックスは，水中のNH4+ 実験期間を水温で区分し高水温期 （20℃以上）と低水温期 をその周囲に吸着・捕捉するため，硝化 ・脱窒に関わる微生 （20℃未満）に分けて浄化特性を解析した。図1および図2 物が担体近傍に長期間高密度に生息できることが期待される。 表１　実験条件 また，ヨシは地上部の葉や茎から吸収したO2 を通気組織を通 系系 充填物充填物 充填率充填率[[％％]] HRT[h]HRT[h] じて根圏に供給するとともに，栄養塩として窒素 ・リンを吸 収することが期待される。 Run1Run1 担体担体