WWVニュースレター2003.4.11 - 働く女性の全国センター.docVIP

　　　　　　　　　　　20１０年１２月１０日発行 あらゆる暴力と貧困をなくし、 女性が一人で生きていけるように　 日時：2010年２月２６日（土）1３時30分～19時30分 ２月２７日（日）10時00分～１６時00分 　会場：大崎労働情報センター（南部労政会館）（最寄駅：JR山手線大崎） 　　　　　　　　　　詳細は、同封のチラシをご覧下さい。 「働く女性が元気になるための全国横断キャンペーン」 　　　　　　　　　 ご協力のお願い ２００７年７月から働く女性の全国センターは、全国の女性ユニオンと女性のＮＧＯを結んでフリーダイヤルの電話相談を常設しました。今年１１月末現在１１１６件という電話相談を受けています。その内容は、勤続年数が１年未満が２９０人、１年以上５年未満が３０１人と、約半数が勤続５年未満の人からの相談です。雇用形態も正社員からは２９０人のみで、後はパートタイマーなど非正規雇用の相談です。年齢は３０代、４０代が半数を超えています。２０代は、雇用以前の就職すらできないという問題を抱えて悩んでいます。毎日ハローワークに通っても就職できない、親からも見捨てられて就職活動する交通費もないなど、深刻な生活相談、就職活動相談も増えています。 ここ数年は、ホットライン活動を通じてＡＣＷ２につながる団体が雇用破壊の現状に直に触れ女性の貧困を可視化する事に大きな力を入れて一定の成果を上げてきていると感じています。しかし、当事者側から見てみれば話を聞きっぱなしになって受け入れ先があまりにも不足している状況を痛感しています。そこで、来年度の総会を契機に、下記のような計画を練っています。貧困問題を女性の視点からとらえなおし、貧困構造を克服する力をダイナミックに紡いでいくための全国キャンペーンを展開する １）女性ユニオンを作ろう！働く女性が元気になるための全国横断キャンペーンを 各地の会員と協力して企画して実行する。２）各地の事情に沿ったキャンペーンを展開できるように、ＡＣＷ２のメンバーである女性ユニオンや女性団体が中心になって、それぞれの資源を十分に活用したにユニークなイベント内容を企画する。 その際、①働く女性たちのニーズを掘り出し互いにつながることができる仕掛け、②カウンセリングや職業訓練の機会、③自己尊重トレーニングなどの教育活動は、必ず組み込むこととする。３）全国キャンペーン終了後も、各地において活動が継続できるような展望をＡＣＷ２として模索する。１）お金も時間もない女性たちにキャンペーンの意義を理解してもらうための方法を具体的に検討する必要がある。２）働く女性たちが元気になるためには、目の前の問題だけでなく、女性が安心して働き続けることができるような、新しい働き方モデルを検討していく場を十分に準備して提供する必要がある。３）劇や歌などで楽しいイベントを企画し成功させ、女性労働の現状を知ってもらう。?時間もお金もない、労働組合にも加入できないワーキングプアの女性たち、マイノリティの女性たち、働きたくとも働けない若い女性たち、働くことが怖いという女性たちに届く企画にする。 各地で開催したい、協力したいと思う会員の皆さん　ご連絡を待っています。 「ファッション業界ユニオン立ち上げ」報告 ファッション業界ユニオン　　根来　祐 ２０１０年１０月２９日。ファッション業界ユニオンが立ち上がりました。 プラダに名誉毀損で逆に反訴を起こされ裁判はボヴリースさん個人で対抗する事はとても大 変な状況でした。そこで、原告を支えるために業界のユニオンの結成とプラダの元社員の裁判支援の会の立ち上げ集会を行いました。 ボヴリースさんは２００９年にプラダジ ャパンの販売部門部長として入社しましましたが入社以降徐々に会社側の内部腐敗に気づきます。社員への強制販売、容姿?年齢を理由にしたハラスメント発言などが恒常的に行われていました。 ボヴリースさんはワーキング?ウイメンズ?ネットワークや、働く女性の全国センターACW2）の女性たちと出会い、活動を活発にしていきました。 ユニオンの結成集会には各労働組合から応援が集まりました。「首都圏青年ユニオン」からは松元ちえさんが駆けつけて下さいました。ユニオン活動家であり、ジャーナリストでもある松元さんはプラダの報道陣に対する威嚇的態度に怒りを表明しました。個人事業主の組合であるインディーユニオンからは松沢直樹さんが参加され、激励のスピーチを下さいました。ライターの小林蓮実さんからは「夢を仕事に???を 悪用を共にストップさせましょう」とコメント頂きました。東京東部労働組合「コナカ支部」の松田慎司さんからは会社側と賃金カットや不当な降格?異動などについて戦う様子が報告され、連帯のメッセージを頂きました。