第10章_焊接作业.xlsVIP

Sheet3 はんだ付け作業　ｃｎ はんだ付け作業 １３　はんだ付け作業 １．　はんだ付けの原理 １．１　はんだ付けの歴史 　はんだ付けの歴史はかなり古く、紀元前１０世紀、もしくは、それ以前より始まったと言われている。 　ローマ時代の遺跡から発掘された約１７００年前のはんだ付けは、純度の高い錫ー鉛系の共晶はんだで あり、現在使用されているものと同じ組成であった。これは、はんだ付けの基本的な技術がその当時から ほとんど完成されていたということです。 １．２　はんだとは 　　　させることなく接合させることである。 　　なぜ、電気部品の接続にはんだ付けが使用されているのか。 　一般的に行われている電気部品の接合方法には （a）一般的なはんだは、錫と鉛の合金でできている。はんだ付けは、はんだを用いて母材を溶解、変形 （b）はんだ付け接続 　（１）はんだ付け（ろう付け）　　（２）圧着、圧接　　　（３）リベット止め　　　（４）ねじ締め　　　（５）はめ込み 　等もいろいろな方法がある。 　　これらの接続不法で、電気部品の接続として、必要な条件には 　①電気的に接続されている。電気抵抗が低く電流を十分流すことができる。 　②機械的強度が十分保てる。（振動やちょっとした引張りで断線という事では役に立たない） 　③経時変化（劣化）が少ない。 　　　　の三つの技術的要件が必要である。 　　又、家電製品や通信機器にはんだ付けが広く用いられる理由には、技術的な理由の他に、経済性が 　　良い、作業性が高い、安全性にも高いことなどがあげられるため、電気部品の接続にはんだ付けが 　　多く用いられる。 （C）はんだ付け接続の現象 　拡散現象 　　インクを水の中に落としたとき、インクは水 　の中に拡がってやがて水は均一なインクの 　色に染まってしまう。濃度が均一でない気体 　や液体は濃度を一様な分布に近づける様に 　変化を起こす。この現象を拡散と呼ぶ。拡散 　は、その物質特有な拡散定数と濃度と時間 　の３つの要素で決まる。この拡散現象は金 　属と金属との間にも発生し、金属格子内や 　結晶間隙へ金属原子が移動する現象です。 　はんだ付けは、はんだと母材間に起こる拡 　散現象を利用している。 １．３　はんだ付けのメカニズム 　はんだ付けは、はんだと母材間に起こる拡わずかな時間で完了してしまいますが、紙と紙をくっつけると いった簡単なものではありません。 　はんだ付けをした時、はんだと銅の接合面ではお互いの原子が移動しあい、新しい合金を作ります。この 合金により、強固に接続されるのである。 ２．はんだ付け 　できばえの良いはんだ付けをするためには、何に気をつけたら良いでしょうか。数箇所のはんだ付けで すんでしまい、また簡単な実験に使用する回路なら”ただ付いていればよい”というぐらいでいいのですが、 製品としてのはんだ付けになると、そうはいかなくなる。 はんだ付けの信頼性、耐久性、作業性を考えたとき、次の５点について気をつけなければならない。 　①はんだ付け面の汚れ　　　　②はんだの選定　　　　③はんだゴテの選定　　　　④加熱条件 　⑤材料の固定 ２．２　はんだ付け面の汚れ 　はんだ付けは見かけ以上に汚れを嫌がります。はんだ付け面が汚れていると材料がはんだの濡れるの を妨げてはんだ付けできません。（多少の酸化膜はフラックスが除却してくれる） はんだ付け面を汚さないためには、次の２点に気をつける必要があります。 　①はんだ付け面に素手で触らない。 　②保管はビニル袋などに入れ、なるべく乾燥させる。 ２．３　はんだゴテの選定 　はんだゴテは繰り返し使用する道具です。使いやすいものを選ぶ必要があります。選定のポイントは３つ あります。 　　　①コテ本体の操作性 　　　②ヒータ容量 　　　③コテ先形状 　良いはんだ付けをするには上記の３つのポイントを考慮に入れ、用途に合ったを選ぶようにする。 ２．４　加熱条件 ā??????　①电方式的连接.电流阻力要小使电流充分流通.
5?愰 前後です。それ以上でもはんだ付け性が上がるとは限りません。 　コテに当てている時間は長過ぎず、短か過ぎずです。はんだ付けの面積により変わりますが１秒から ３秒くらいには完了するようにします。 ２．５　はんだ作業の基本 　１）母材である金属の表面が清浄であること。 　　　はんだ（錫と鉛）の原子と接合金属の原子がお互いに、充分吸引し合える距離まで接近できなけれ 　　　ばならない。接近しようとするお互いの原子の吸引力をはばむものは、金属表面の酸化物や汚れな 　　　ので、このようなもののない清浄さが、はんだ付けの条件に必要である。 　２）最適温度に加熱する。 　　　金属は加熱されるこ