小学校第5学年算数科学習指導案.PDFVIP

小学校 第５学年 算数科学習指導案 １．単元名 分 数 ２．単元の目標 ・分数で表すよさがわかり，進んで分数の性質を調べたり，分数を使った問題を解いたりしよう とする。 （関心 ・意欲 ・態度） ・単位の考えに着 目して，異分母分数の加法，減法をしたり，分数に整数をかけたり，わったり する計算を筋道立てて考えたりすることができる。 （数学的な考え方） ・異分母分数の加減計算，分数に整数をかけたり，わったりする計算ができる。 （技能） ・分数の約分 ・通分や商としての分数の意味，分数と小数 ・整数 との関係について理解する。 （知識 ・理解） ３．教材と児童について ＜教材観＞ 分数については，これまでに，分数を単位分数のいくつ分で表すことや等しい分数があることを 学習している。また，同分母分数のたし算やひき算の計算方法は，単位分数のいくつ分とい う考え 方をもとにして，分子どうしをたしたり，ひいたりして計算できるとい うことを学習してきている。 本単元では，まず，等しい分数をもとに約分と通分について学習し，続いて，異分母分数のたし 算 ・ひき算を学習する単元構成になっている。等しい分数 ・約分 ・通分にかかわる内容 として，前 単元で倍数 ・約数 ・公倍数 ・公約数を学習しており，これらの内容をもとに，異分母分数のたし算 ・ ひき算を同分母分数のたし算 ・ひき算に帰着させ，考えられるようにする。 また，本時にかかわる内容としてはこれまでに，何がいくつ分として考える考え方はすでに学習 し，定着している考え方である。例えば，３０＋２０を計算する際に，１を単位 として考えればそ のまま３０＋２０になる。このときに，３０は１０が３つ，２０は １０が２つとい うように１０を 単位に考えれば，１０が(３＋２)とい うように考えることができる。この考えは，小数の計算でも 同様に使っている考え方であり，0.3＋0.2 は0.1 が(３＋２)と考えている。このように，何がい くつ分とい うことを考えれば，数が大きくなったり小さいくなったりしても，単位をそろえて考え ることにより既習の計算方法を用いて計算することができるとい う，計算の中で一貫して使える考 え方として １年生のころから継続 して学習してきている。 以上の内容をもとに，本単元では，約分 ・通分の意味とその仕方を正しく理解 させたうえで，異 分母分数のたし算 ・ひき算では，なぜ通分をして計算するのかとい う意味を考えさせながら，単位 をそろえて考えるとい う既習に帰着させて学習を進める。 ３年 5 年 ●分 数 ●整 数 ・分数の意味 ・倍数、公倍数、最小公倍数の意味 ・簡単な加減 ・約数、公約数、最大公約数の意味 4 年 ●分 数 ●分 数 ・約分、通分 ・異分母分数の加減計算 ・分数の種類、等しい分数 ・分数×整数、分数÷整数 ・数直線による大小、相等関係 ・商としての分数 ・同分母分数の加減 ・分数 と小数 ・整数の関係 ＜児童観＞ 本学級の児童は，明るく素直で，与えられた課題に対して真面目に取 り組み、発言に関しても， とても