香川県肝炎対策推進計画 - pref.kagawa.lg.jp.docVIP

香川県肝炎対策推進計画 　　　　 平成２６年３月 香　川　県 目　次 Ⅰ　計画策定にあたって?????????????????1 　１　策定の趣旨??????????????????????1 　２　計画の位置付け及び期間??????????????1 Ⅱ　香川県の肝炎をとりまく状況とこれまでの取り組み???2 　１　肝炎と肝がん等???????????????????2 　２　肝炎ウイルス検査事業???????????????3 　３　肝炎治療医療費助成制度??????????????4 　４　インターフェロン治療効果に関する調査研究?????4 　５　医療連携体制の整備????????????????5 　６　相談?支援体制 ??????????????????6 Ⅲ　肝炎対策の基本的な考え方??????????????6 　　　肝炎の早期発見?早期治療?????????????6 Ⅳ　今後の取り組み???????????????????7 　１　肝炎に関する正しい知識の普及啓発の推進??????7 　２　肝炎ウイルス検査の受診勧奨の促進と検査体制の充実?8 　３　肝炎患者等への適切な医療を提供できる体制整備???9 　４　肝炎患者及び家族等に対する相談支援や情報提供???11 用語解説????????????????????????12 肝疾患診療連携拠点病院及び肝疾患専門医療機関??????15 １　策定の趣旨 　　　 　我が国の肝炎ウイルスの感染者は、Ｂ型?Ｃ型合わせて３００万人を超えており、肝炎は国内最大の感染症となっています。ウイルス性肝炎は適切な治療を行わないまま放置すると慢性化し、肝硬変や肝がんといった重篤な疾病に進行するおそれがあることから、Ｂ型肝炎及びＣ型肝炎に係る対策は喫緊の課題となっています。 　国は、平成１４年度以降、Ｃ型肝炎等緊急総合対策を実施し、肝疾患診療連携拠点病院の整備等に取り組み、平成２０年度以降は「肝炎の治療促進のための環境整備」「肝炎ウイルス検査の促進」「肝炎に係る診療及び相談体制の整備」「国民に対する肝炎に係る正しい知識の普及啓発」並びに「肝炎に係る研究の推進」の５本柱からなる肝炎総合対策を進めてきました。 　香川県においても、国の施策に併せて、肝疾患診療体制の整備、保健所や委託医療機関での無料肝炎ウイルス検査の実施、肝炎治療の医療費助成などの対策を行ってきたところです。 　しかしながら、現在もなお、肝炎ウイルスに感染しているものの自覚のない人や、自覚していても適切な医療に結びついていない人も多いと推定されています。 　この計画は、このような現状の下、香川県の肝炎対策の取り組むべき方向性を明確にし、肝炎患者等が早期に診断され、安心して適切な肝炎医療を受けられる環境づくりを目的として策定するものです。 ２　計画の位置付け及び期間 　 　本計画は、肝炎対策基本法第４条（地方公共団体の責務）及び肝炎対策の推進に関する基本的な指針の規定に基づき策定するもので、平成２６年度～３０年度までの５年間計画とします。ただし、必要があるときは、５年を経過する前でも計画の見直しについて検討を行います。 　 １　肝炎と肝がん等 （１）肝炎ウイルス感染者数（推計） 　　　　平成１６年度厚生科学研究費補助金肝炎等克服緊急対策研究事業報告書による全国の感染者数から国と本県の人口比で香川県内の肝炎ウイルス感染者数を推計すると次のようになります。 全国 香川県 Ｂ型肝炎ウイルス １１０～１４０万人 ９千人～1万1千人 Ｃ型肝炎ウイルス １９０～２３０万人 １万５千人～１万８千人 　　　＊　香川県の感染者数は、全国人口比0.78%を乗じて算出した （２）肝炎患者数（推計） 　　　　平成２３年患者調査（厚生労働省）による全国の肝炎患者数から国と本県の人口比で香川県内の肝炎患者数を推計すると次のようになります。 全国 香川県 Ｂ型肝炎 4万３千人 ４００人 Ｃ型肝炎 １６万３千人 １，３００人 　　　＊　調査日現在において継続的に医療を受けている者の数を推計したもの 　　　＊　香川県の感染者数は、全国人口比0.78%を乗じて算出した （３）肝がんによる死亡者 　　　　ウイルス性肝炎は適切な治療を行わず放置すると、肝硬変?肝がんへと重症化する恐れがあります。過去５年間の人口動態統計（確定値）によると香川県内の肝がんによる死亡者数は次のとおりです。 全国 香川県 平成２０年 ３３，６６５人 ３２２人 平成２１年 ３２，７２５人 ２９４人 平成２２年 ３２，７６５人 ３０９人 平成２３年 ３１，８７５人 ２６１人 平成２