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平成２６年３月１９日 畜産生産情報第１号 青森県「攻めの農林水産業」推進本部 ◎家畜伝染病の防疫対策を徹底しよう。 ◎公共牧場の有効活用と自給飼料の安定確保を進めよう。 乳用牛 ◇　子牛?育成牛の飼育管理 １時 子牛は、清潔な乾いた稲わらなどで拭き、へその緒を消毒初乳時間以内にる血乳場合は、初乳や。 （３）初乳は、を敷き詰めた子牛ペン又はカーフハッチに収容。哺乳時 哺乳は朝夕回に分けて。 （２）スターターの採食量が１日当たり１ｋｇ以上となったら離乳させる。生後５週目の段階でスターターの食い込みが悪い場合は、ミルクを減らして採食を促すとともに、水分補給のため、ぬるま湯を給与する。ただし、ミルクとぬるま湯の同時摂取は消化吸収の妨げとなるため、３０分以上の間隔を空ける。 （３）哺乳期間は、下痢の発生を防ぐため、乾燥した敷を十分に補充して腹が冷えないようにする。 ３　育成時 離乳後は、子牛同士で群飼する。疾病予防と良好な発育清潔で換気の良い畜舎で飼育し、良質乾草を自由採食させる。 濃厚飼料は、蛋白質含量の高い育成用配合飼料を給与下痢を防ぐため徐々に増や最大 （３）２４か月初産分娩４放牧時 外気に慣らパドック放牧馴致を行公共施設預託する場合は、伝染性呼吸器病の予防のため、預託開始の週間前までに牛混合予防注射等を済ませておく。 肉用牛 ◇　放牧に向けた飼育管理 １　放牧馴致 放牧の１か月前から徐々に運動場に出して外気に馴らすとともに、少量であっても毎日青草を給与し、第１胃の状態を放牧時の環境に近づける。 ２　病気の予防 放牧までに、繁殖雌牛には異常産の予防としてアカバネ病ワクチン、子牛は肺炎予防のために牛呼吸器病混合ワクチン、その他気腫疽等の予防に牛嫌気性菌３種ワクチンを極力接種する。また、舎飼期に疾病に罹患している場合は、回復してから放牧する。 ３　削蹄 舎飼期は運動量が少ないため、蹄が伸びた状態となりやすい。蹄が伸びたままで放牧すると、趾間腐らんなどの蹄病を起こす恐れがあるので、放牧前に削蹄を行う。 豚 ◇伝染性疾病の衛生対策 １　飼育環境の悪化は疾病発生の原因となるので、舎内の換気を十分行うとともに室温の急変に注意する。また、密飼いによるストレスを防ぐため、発育に応じた適正密度を保つようにする。 ２　豚舎への病原菌やウイルスの侵入を防ぐため、衛生管理区域を設定し、出入り口に消毒設備を設置して履物や車両の消毒を行うとともに、部外者の農場立入制限を徹底する。消毒剤の効果は、有機物の混入や直射日光により低下するので、毎日消毒液を交換する。 ３　と畜場等利用時は、車両および車両マット等の消毒を徹底するとともに、ドライバーの着衣及び長靴については、専用のもの（と畜場用、農場用等）を準備する。 ４　慢性疾病の対策として、豚舎及び豚房のふん尿や有機物の汚れは、水洗やスチームクリーナーにより十分に洗い落とした後、消毒と石灰散布を徹底する。 ５　ふんの状態や目ヤニの有無などを毎日観察し、健康状態の把握と異常豚の早期発見に努め、異常を認めた場合は速やかに獣医師の診断や治療を受ける。 鶏 ◇　青森シャモロックの飼育計画 １　飼育密度は１ｍ２当たり５羽以下、鶏舎の使用期間は飼育に１２０日、消毒に３０日の １５０日を基準として必要な鶏舎面積を算定する。 ２　ビニールハウス利用の鶏舎では、丈夫な直径４２．７ｍｍ以上のパイプを使用する。 ３　防鳥ネットの点検及び消毒の徹底等、衛生管理基準を順守し、高病原性鳥インフルエンザ等の発生防止対策を確実に行う。 ４　鶏舎の床面は厚さ１０ｃｍのコンクリート製とし、衛生対策及びネズミなどの野生動物侵入防止対策を徹底する。 ５　最低でも年２回出荷できるよう、消毒のための空舎期間（３０日）も考慮に入れ、雄は １００日齢、雌は１２０日齢を目途に出荷する。 ６　ヒナ導入及び出荷時期は販売先との契約等により決定するが、収容鶏舎や入雛時期の調整により自分の経営に適したローテーションは下の式を参考に組み立てる。 《参考》 入雛羽数 ＝ 年間出荷計画羽数 ÷ 育成率（９８％） ÷ 商品化率（９５％） 必要鶏舎面積（ｍ２） ＝ 入雛羽数 ÷ ５羽 ÷ ２回 棟数 ＝ 必要鶏舎面積 ÷ 必要棟数 草地?飼料作物 ◇草地の適切な施肥管理 １　採草地 （１）早春追肥は、消雪後速やかに行う。 （２）牧草の季節生産性に合わせた施肥を行う。年間の施肥量及び施肥配分は表１及び表２のとおりとする。土壌中の交換性加里含量が１８ｍｇ／１００ｇを超える場合は加里成分を減らす。 （３）牛尿を追肥として施用する場合は、肥料成分簡易推定式（表３）等により、牛尿中の肥料成分量を把握し、施用量に応じて化学肥料を減