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洗濯物の効果的な室内干しに関する調査?試験研究結果 １　目的 ライフスタイルの変化から夜に洗濯し、室内に洗濯物を干す人が増えてきていると言われている。また、梅雨時は洗濯物が乾きにくく、室内に干す機会も多くなる。 しかし、洗濯物を室内に干すことは室内の湿度の上昇につながり、結露やカビの発生、洗濯物の異臭などの原因になることが指摘されている。 そこで、これらの不快な要因を減らすため、県民に対してアンケート調査を実施し、室内干しの実態を探るとともに、一般家庭において洗濯物をできるだけ早く乾燥させる効果的な室内干しの方法について検証を行った。 ２　洗濯物の室内干しに関するアンケート調査 1 　調査時期　　　平成17年5～6月 2 　調査対象　　　一般消費者　685人 3 　調査方法　　　配布回収とも郵送式（一部留め置き式） 4 　回収票　　　　438 票（回収率　　63.9％） 5 　有効票　　　　417 票（有効回収率60.9％） 6 　調査項目 ア　洗濯物を室内に干す頻度 イ　洗濯物を室内に干す理由 ウ　室内干しをする場所 エ　洗濯物を早く乾燥させる方法（部屋別） オ　室内干しで気になることなど ３　洗濯物の室内干しに関する試験（恒温恒湿室における比較実験） 1 　試験時期　　平成17年11～平成18年1月 2 　試験項目 ア　乾燥度合 恒温恒湿室（20℃、65％RHに設定）で「速乾シャツ」（綿60％、ポリエステル40％）、「綿シャツ」（綿100％）、「トレーナー」（綿100％）の３種類の洗濯物について扇風機による送風（風量：「なし」、「弱」、「中」）、ハンガーの違い〔「針金ハンガー」、「分厚いハンガー」、「丸いハンガー（丸型のピンチタイプ）」（トレーナーのみ）〕、洗濯脱水時間（標準の「5分間」、「9分」）の違いによる乾燥度合を30分ごとに洗濯物の質量変化を計測して求めた。 なお、洗濯物を干す間隔は10cmとし、扇風機は洗濯物から1m離し、首振り機能を使用した。 イ　扇風機を用いた時の消費電力量 扇風機を使用した時の消費電力量の目安を測定するため、簡易型電力量表示器（東光精機株式会社製、「エコワット」MODEL T3T-R）3 平成１８年　３月　７日 兵庫県立生活科学研究所