2000.03.06.morning.docxVIP

おはようございます。７時のNHKニュースです。 ニュージーランド南部で起きた地震で、日本人が取り残されているおそれのあるビルの倒壊現場で捜索活動を続けてきた日本の国際緊急援助隊は、５日でがれきを取り除く作業が終わり、現場でのすべての活動を終了したと発表しました。 先月２２日にニュージーランド南部で起きた地震では、これまでに１６６人の死亡が確認され、死者と行方不明者はあわせておよそ２２０人になるものとみられています。日本人の生徒らが取り残されているおそれのあるビルの倒壊現場では、日本の国際緊急援助隊が捜索活動を続けてきましたが、沼田行雄団長は、６日朝、現地で記者会見し「ビルの倒壊現場での活動は、きのう午後４時ごろ、すべて終わった」と述べ、現場での活動をすべて終了したことを明らかにしました。ビルの倒壊現場は、がれきが取り除かれ、エレベーター塔の部分を除いてすべてがさら地の状態になったということです。沼田団長は「最大限努力したが、日本人を救出するという願いがかなわなかったのは非常に残念だ」と述べ、ビルの倒壊現場で、６日朝、救助隊の隊員３３人全員が１分間黙とうしたと説明しました。倒壊現場での活動終了を受けて、隊員３３人は８日に帰国の途に就きます。一方、７日に到着するおよそ３０人の隊員は、別の現場で活動することになるということです。 熊本市のスーパーで行方不明になった３歳の女の子が、近くの水路で遺体で見つかった事件で、逮捕された大学生の男が「自宅には家族がいるため遺体の扱いに困り、前から知っていた水路に遺棄した」と供述していることが、警察への取材で分かりました。 今月３日の夜、熊本市のスーパーで、家族と一緒に買い物に来ていた保育園児の清水心ちゃん（３）が、店内のトイレに１人で行ったあと行方が分からなくなり、翌日になって近くの水路で遺体で見つかりました。警察の調べによりますと、死体遺棄の疑いで逮捕された熊本市の私立大学２年生、山口芳寛容疑者（２０）は、リュックサックに心ちゃんの遺体を入れて、自転車でスーパーから遺棄現場の水路に向かっていて、近くのガソリンスタンドの防犯カメラの映像には、山口容疑者とみられる男が急いだ様子で走っている姿が写っていました。その後の調べで、山口容疑者が「自宅には家族がいるため遺体の扱いに困り、前から知っていた水路に遺棄した」と供述していることが、警察への取材で分かりました。水路は、山口容疑者の自宅から１キロほどのところにあり、人目に付きにくい場所でした。警察は、事件後の行動を調べるとともに、心ちゃんを殺害した疑いについても捜査を進めています。 大学入試の問題が試験中にインターネットの質問サイトに投稿された事件で、逮捕された予備校生は「大学入試センター試験で思うような点数が取れなかったので、第１志望の京都大学に合格するために、カンニングを成功させなくてはならなかった」と供述していることが、警察への取材で新たに分かりました。警察は、追い込まれた予備校生が計画的に問題を投稿したとみて、調べを進めています。 仙台市に住む１９歳の男子予備校生は、先月行われた京都大学の入学試験で、携帯電話を使ってインターネットの質問サイトに英語の問題を投稿し、大学の業務を妨害した疑いで逮捕されました。調べに対して、予備校生は「大学入試センター試験で思うような点数が取れなかったので、第１志望の京都大学に合格するためにカンニングを成功させなくてはならなかった」と供述していることが、警察への取材で新たに分かりました。さらに、予備校生は「数学は苦手だったので、すべての問題を投稿すると決めていた。実際に試験監督に気づかれずに問題を投稿できるのか、事前に私立大学の試験で練習をした」と供述しているということです。予備校生が通っていた大手予備校によりますと、センター試験のあとの面接で、予備校生は、目標点に届かなかったと話していたということです。また、予備校生が受験した、ほかの３つの私立大学の試験では、一部の問題だけが投稿されていましたが、京都大学では数学のすべての問題が投稿されるなど、供述を裏付ける状況が確認されています。警察は、センター試験の得点が伸びずに追い込まれた予備校生が、計画的に問題を投稿したとみて調べを進めています。 カダフィ政権と反政府勢力の激しい攻防が続くリビアでは、５日、各地の反政府勢力の代表でつくる国民評議会が初めて会合を開き、「リビアを代表することを宣言する」と述べ、カダフィ政権に代わって国を代表する組織として国際社会が認知するよう求めていく方針を示しました。 リビアでは５日、カダフィ政権側の治安部隊が、反政府勢力が支配する首都トリポリ近郊のザーウィヤに激しい攻撃を続け、この２日間で少なくとも５０人に上る死者が出る一方、反政府勢