小中合同研究部会资料-ymg.doc

１　単元の流れ（総時数12時間） 次 学習活動?内容 思考を活性化するかかわり合いの手だて 一 ⑤ ○　図形を構成する直線同士の関係を探る ?垂直，平行の特徴 ○　様々な組合せの二つの直線について，「垂直」「平行」「その他」に分類する活動を仕組む。その際，ねじれの位置にある二つの直線を取り上げ，どこに分類すればよいか話し合わせることで，互いの見方や考え方をかかわらせながら垂直と平行の性質についてとらえていくことができるようにする 二 ⑦ 本時６／７ ○　それぞれの四角形の特徴を探る ?台形，平行四辺形，ひし形の定義と特徴 ●　四角形の定義を利用した「テトラウノ」のゲームを行い，それぞれの四角形の関係を探る ?台形，平行四辺形，ひし形，長方形，正方形の関係 ○　一人一人が作図した台形，平行四辺形，ひし形について特徴を探らせる。そして，見付けた特徴が他者の作図した同じ四角形でもいえるかどうか調べさせることで，それぞれの四角形の特徴をとらえることができるようにする ●　「テトラウノ」のカードにおける強さの順番について，グループで互いの考えの根拠を比較させる場面を設定する。その中で，共通点や相違点を探らせることで，それぞれの四角形に対する互いの見方や考え方を整理しながら，根拠をもって四角形同士の関係をとらえることができるようにする ２　目　標 ⑴　日常生活の中で，図形が用いられている場面を見付けたり，それぞれの図形を適切にかいたりできるようにする。　　　　　　（算数への関心?意欲?態度，数量や図形についての技能） ⑵　それぞれの図形の特徴を，辺や角といった構成要素を基にとらえ，共通点や相違点を整理しながら図形同士の関係に気付くことができるようにする。 （数学的な考え方，数量や図形についての知識?理解） ３　単元設定の意図 ?　台形，平行四辺形，ひし形，長方形，正方形の定義に着目させ，それぞれの定義が他の四角形にも当てはまるかどうかを探る活動を設定することで，四角形同士の共通点に気付き，関係性を見出すことができるようにしたい。 ?　台形，長方形，正方形の３種類で行った「テトラウノ」に，ひし形と平行四辺形を追加することで，それぞれの関係に興味をもち，３種類の際の解決方法を生かして意欲的に課題解決ができるようにしたい。 ?　台形，平行四辺形，ひし形，長方形，正方形とこの五つの四角形の定義に当てはまらない，４　学習の実際と考察 ⑴　授業（本時）までの流れ 　子どもは，本時までに，平行四辺形，ひし形，台形について，定義をとらえ，構成要素を基にそれぞれの特徴を探ってきた。その際，異なる四角形でも同じ特徴をもつことに気付いた。 さらに，四角形同士の関係性をとらえ，図形を多面的に見ることができるようにするために，「テトラウノ」の活動を設定した。 １回目は，既習である長方形，正方形と，「一組の辺が平行」という定義が全ての図形に当てはまる台形を用いて，ゲームを行った。子どもは，最初，同じ色か同じ図形のカードしか出していなかったが，勝つ方法を探るうちに，少しずつ定義に目を向け始めた。 このように，子どもは，ゲームを行う中で台形，長方形，正方形の関係性をとらえていった。 ⑵　授業（本時）における子どもの学びの様相 本時では，前時の「テトラウノ」に平行四辺形とひし形の２種類のカードを追加した。前時に見出した見方や考え方を基に，四角形同士の関係性に対するとらえを，さらに広げさせるためである。 ①　学習課題に向かう個の様相 　カードを追加することを聞いた子どもは，「種類が増えても，正方形が最強だろうな」，「ひし形も強そうだね」などとつぶやき，カードの強さの順番に興味をもち始めた。 　そこで，新たな「テトラウノ」におけるカードの出し方を見出させるために，以下のような課題を提示した。 　大地は，カードを１枚１枚比べながら考えていった。前時の活動を生かして，正方形，長方形，台形のカードを順番に並べた後，平行四辺形のカードを手に取った。そして，長方形は平行四辺形の定義を満たし，平行四辺形は台形の定義を満たすことに気付き，長方形，台形の間に平行四辺形のカードを置いた。続けてひし形のカードを手に取った大地だったが，長方形との比較にとまどっている様子だった。 ②　互いの思考を関連付ける 　カードの強さの順番を 確かめ，その根拠を明確 にさせるために，グルー プで互いの見出した考え を比較する場を設定した。 大地のグループは，以下のように話し合った。 　大地は，グループでの話合いによって，ひし形以外の図形の順番には自信を深めた。そして，ひし形と長方形が