3年2组学级活动学习指导案-ogaki.doc

３年２組　学級活動学習指導案 １　題材名　　　よくかんで食べよう ２　題材について （１）題材観 よく噛んで食べることは、あごや筋肉を発達させ、歯並びをよくしたり、消化を助けるなどの大切な働きを促進したりする。しかし、児童が日頃口にする食品は、柔らかく、食べやすいものが多く、昔と比べるとよく噛むことを必要としない場合がある。日頃の給食指導では、マナーを守って時間内に残さず食べることを指導するが、食べ物をしっかり噛むことについては十分ではない場合がある。３年生は、乳歯と永久歯が混ざり合っている時期である。この時期に正しい食事の仕方を身に付けることは、あごの発達や永久歯列の好ましい状態を維持するためにも大切である。そこで、よく噛むことが消化やおいしく食べるために大切であることを認識し、今までの自分の噛みかたを振り返ることが大切であると考えた。 （２）児童の実態 　　児童の実態調査から １　よく噛んでいますか。　　　　　　　　　　　①はい　　２４人　　　②いいえ　　　　９人 ２　よく噛むことは大切なことだと思いますか。　①はい　　３３人　　　②いいえ　　　　０人 ３　固いものはよくたべますか。　　　　　　　　①はい　　１６人　　　②いいえ　　　１７人 ４　固いものと柔らかいものではどちらが好きですか。①固い物　１４人　②柔らかい物　１９人 ５　一口で何回噛んでいますか。　１０回　６人　　１５回　１０人　２０回　４人　２０回以上　１３人　 ６　好きな食べ物は何か。　　　カレーライス　２０人　スパゲッティ　１６人　 　この結果から、よく噛んで食べることの大切さや噛んで食べることの大切さはわかっているものの、食べ物をよく噛まないで飲み込む児童が多いことが分かった。また、「よく噛んで食べている」と答えた児童の中には、カレーライスや麺類など、十分に咀嚼しなくても食べることのできる柔らかな食べ物を好む児童が多いことがわかった。　 そこで本時は、体験を通して、味の変化や唾液の出方を実感し、その上で胃の負担が軽くなることや消化を助けることを理解できるようにしたい。 ３　指導の立場　　　　　 （１）研究内容１　「健康をみつめ実感する授業過程の在り方」 ①自分の課題に気付く導入の工夫　 ○追究の視点の明確化 本時の追究の視点は、よく噛むことについての自分の意識の低さに気付き、噛むことの良さを知ることである。この視点を明確にするために、導入の段階で自分たちの噛む回数をグラフで提示するとともに、自分たちの食べている様子をビデオから振り返り、「よく噛んでいると思っていたけど、実際はそんなに噛んでいなかった。」という思いや、「しゃべるのに夢中であまり噛んでいない。」「一口が大きい」といった児童の問題であるという意識をもつことができるようにし、課題追究の必然性をもつことができるようにしたい。 ②探求?試行活動を取り入れた展開の工夫 ○実習、実験、話し合い活動等の位置付け 本時の学習では、白米の試食体験を通して、「よく噛む」ことの実感を大切にする。噛む回数を増やすことにより、「あごがつかれる」「やわらかくなってきた」などの感想から、しっかり噛むと口の中の様子が変化することに気付かせる。ご飯をよく噛んだ時とそうでない時の違いを、唾液の量、飲み込みやすさ、柔らかさ、味の４視点について記録し、ペアで交流し合う。違いを意識できるように４視点から個別指導していきたい。 ４　事前指導 　?給食のときに、ひとくち分のごはんを何回噛んでのみこんでいるか、給食１食分の全体では何回噛んで食べたのかを数えておく。 ５　本時のねらい 　　よく噛んで食べることが消化によく、おいしく食べるために大切であることを知り、よく噛んで食べようとする態度を育てる。 ６　本時の展開 過程 学習活動 　指導?援助　　※評価（方法） つかむ 考える わかる 生かす １　給食を食べる時のかむ回数のアンケートから今まで噛むことを意識していなかったことに気付く。 ?「よく噛んで食べている」という子が多いけれど、本当に噛んでいるのかな。 ２　本時の学習課題をつかむ。 ３　実際に食材（ご飯）を食べ、よく噛んで食べた時の口の中の様子を交流する。（ペア） 【１０回のとき】 ?飲み込むのが大変だった。 ?３０回に比べて、味があまりしなかった。 【３０回のとき】 ?飲み込みやすかった。?噛んでいるうちに、甘く感じた。 ?唾液がたくさん出た。?３０回で飲み込むと柔らかく食べやすい。 ４　どちらがよいか考える。 ?よく噛むとだ液がたくさん出た。 ?たくさん噛んであごが疲れたから、あごが丈夫になるのかな。 ?噛めば噛むほど味が出てきておいしくなる